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空間演出デザインコース

2025年05月16日

【空間演出デザインコース】遠隔スクーリング「画面の向こうのリアルな机上」

こんにちは。
空間演出デザインコース(空デ)研究室の森明子です。

新年度が始まり、いよいよ本格的に「スクーリング」が始まる季節になりました!

通信教育の学習は自宅でひとりで、というイメージが強いかもしれませんが、京都芸術大学の通信教育課程では、土日に開講される「スクーリング」の科目があります。

スクーリング科目は、学友とともにリアルタイムで受講する授業です。
そして、多くのスクーリング科目で、京都もしくは東京での「対面受講」と、オンラインによる「遠隔受講」を選ぶことができます。

実際にキャンパスを訪れて教室で授業を受ける、という状況はなんとなくイメージしやすいかと思いますが、「遠隔受講」の場合、一体どのような準備をすれば良いのでしょうか。

今回は、実際に使用する機器を中心に、自宅でスクーリング受講をするシーンの一例を紹介していきます。

まずは基本の準備物をしっかりと


空デの遠隔授業は、オンライン会議ソフトウェア「Zoom」を使って行われますので、Zoomをインストールしたパソコン は第一の必須アイテムです。
したがって、遠隔受講の場合の机上は、基本的にこのようなイメージになります。

これが基本の準備物! パソコン・筆記用具やノート類・授業の資料など



パソコンのほか、やっぱりアナログで使える筆記用具やノート類も、すぐそばにあると良いですね。
とっさにメモを取ったり、アイデアスケッチをしたりするときに必要になります。
また、授業に関する資料やシラバスなどは、あらかじめ印刷して手元に置いておくと見やすいでしょう。(授業中に教員から配布されるファイルを印刷して使用する場合もあるので、プリンターが近くにあればなお良いです。)

また、目に見えない準備物となりますが、一日中Zoomを使用することになるので、安定したインターネット接続環境を整えておくことも大切ですね。

ただし、空デのスクーリングは、決して授業を聴いているだけではありません。
スクーリング中に実際に手を動かして、作品を作っていただく科目がほとんどです。

例えば、模型を制作する科目の場合だと、このような机上に。

カッターマットやスチレンボードなど、模型制作のための道具や材料が手元に。



パソコンのすぐそばで、このように作業できる物理的なスペースも、確保しておきたいですね。

可能であれば、スマートフォンやタブレットなどをスタンドで固定し、手元のアップを映せるようにしておくのも良いでしょう。
教員に作品の途中経過を見せたり、作業の仕方について質問をしたりする際に、より伝わりやすくなりますよ。
また、着彩するための色鉛筆や絵の具、図面を描くための並行定規など、科目によって必要なものは違います。
それについては遠隔受講でも対面受講でも同様に、シラバスを確認して準備していただくことになります。

できればデュアルディスプレイで


空デの授業では、実物の作品を作るだけでなく、パソコンを使ったデジタル表現で作品を制作することもあります。
そうなると、Zoomの画面と、制作中の自分の作業画面の両方を見たい!という状況も生じてきます。

教員のレクチャー画面を見ながら、自分も作業したい場合。



ノートパソコンの画面の中で、2つの画面を交互に見たり、両方を小さく表示させたまま作業をするのは、やりづらさを感じることもあるでしょう。

そういった時のために、遠隔受講では、「閲覧用の画面」と「作業用の画面」を分けた デュアルディスプレイ環境 が推奨されています。

デュアルディスプレイの場合、もう1つのディスプレイでZoomの画面を表示させながら、自分のパソコンで作業することが可能。



このように2つの画面を別の機器で分けることができれば、ぐっと作業がしやすくなりますね。

閲覧用のモニターを新たに購入しなくても、ご自宅のテレビとご自身のパソコンをつなぐケーブルを準備すれば、一時的に、テレビを2つ目のディスプレイとして使用することも可能ですよ。

タブレット機器をお持ちの方は、そちらを代用する方法もあります。



さて、ご自宅での遠隔スクーリング受講の様子について、少しでもイメージをもっていただけたでしょうか。

今回ご紹介した机上の様子は一例に過ぎませんし、すべての機器が必須というわけではありません。
また、対面受講の場合はZoomにつなぐ必要がありませんので、パソコンの使用状況は少し変わってきますね。

ご自身にとって一番使いやすく、学びやすい、ベストな受講スタイルを見つけていただけたら幸いです。

 

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