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グラフィックデザインコース

2025年05月20日

【グラフィックデザインコース】グラフィックデザインを知る ~入門編~

こんにちは !
グラフィックデザインコース業務担当非常勤講師の福田です。

新年度になり私の blog 初投稿となりますので、軽く自己紹介したいと思います。
私は普段、広告制作会社でアートディレクター兼デザイナーとして、企業ブランドの構築に従事しています。本校の卒業生でもあります。ご縁があり本校の業務担当非常勤講師として、学生のみなさまが楽しい大学生活を送れるよう「まなび」をサポートしています。
今回は、来年度入学をご検討中の皆さまに、学びの入門編としてグラフィックデザインについてお話ししたいと思います。

■グラフィックデザインとは?


グラフィックデザインとは、文字や画像、色、レイアウトなど視覚的要素を使って情報やメッセージを効果的に伝える表現で「情報伝達コミュニケーション」のことを指します。広告をはじめ、WEB サイト、ポスター、パッケージデザイン、ロゴ、UI/UX デザインなど、私たちの暮らしの中には自然と多岐に渡った「グラフィックデザイン」が存在します。みなさんが無意識に目にしている、身近な情報伝達コミュニケーション表現の一つとしては、絵文字や絵単語などを図形で表したもので「ピクトグラム」と呼ばれる図記号があります。代表的なものとして、皆さんも一度は目にしたことがあると思いますが非常口を意味する「誘導標識」があります。一目で非常口だと認識し理解することができます。他にも、オリンピックでも競技図形としても活用されています。
このように情報を視覚的に伝えることができるのが「グラフィックデザイン」です。

非常口:https://ja.wikipedia.org/wiki/非常口
競技図形:https://olympics.com/ja/sports/summer-olympics

■グラフィックデザインの重要性


グラフィックデザインはなぜ、私たちの生活の中に存在しているのかを考えてみたときに、世の中には、さまざまな情報で溢れかえっています。その情報過多の状況で、「いかに適切な情報を伝えるか」が大切になっています。

例えば、「FUTURE」という社名の会社があるとします。「FUTURE」という社名の企業は、様々な業種としてたくさん存在すると思います。テキストといった文字情報だけでは伝わりにくいことも、ロゴとして「屋根のようなマーク」が添えられていたら、どのように感じ取れますか?

なんとなく建築関係や不動産、設計事務所といった建物に関する会社かなと認識ができると思います。このように、ビジュアルといった表現を使えば、数ある情報の中から、最適な情報として認識でき、伝わることが可能です。グラフィックデザインの本質として、視覚的に「伝わる」ことがとても重要となります。

※今回は、ロゴマークを例としてあげましたが、ロゴマークには企業としてのコンセプトや想いなど伝えるべき表現が存在しますので、それはまたの機会でお伝えできればなと思います。

■「伝わる」ために意識すること


グラフィックデザインの本質として、視覚的に「伝わる」ことがとても重要と書きましたが、「伝わる」デザインを行うために、特に意識してほしいポイントを上げてみたいと思います。

【POINT_01】誰に向けたデザインかを意識する
・大衆向けなのか?
・ビジネス向けなのか?
・子ども向けなのか?

【POINT_02】情報を整理し、視線の流れを意識する
・一番伝えたいメッセージは?
・文字の種類や大きさや色は適切か?
・情報量は適切か?

【POINT_03】感情に訴えるデザインを意識する
・温冷感、安心感、緊張感が伝わる配色か?
・写真、イラストどちらが効果的か?

「伝わる」ために意識するポイントを上げましたがデザインには、センスや美的感覚だけではなく、伝える相手の状況や要望などに対し仮説を立てられる想像力や情報整理力、そして視覚表現の技術力と総合的な「力」が求められます。そして、3 つのポイントに共通し、人の心や行動に大きな影響を与えることのできる「共感」を得ることが魅力的な表現へと繋がっていきます。

グラフィックデザインは表面的な表現だけではなく、いかに本質を魅力的に伝えていくかが鍵となっています。それが、グラフィックデザインの面白さでもあり難しさでもあります。伝わる表現としてカタチにするためにはグラフィックデザインの本質をよく理解し、より深く学ぶことが必要となっていきます。

■グラフィックデザインを「まなぶ」


グラフィックデザインは、「おしゃれなもの」「かっこいいもの」を作るだけではなく、相手に伝えたい情報を「伝わる」ように表現することが重要です。
本コースでは、グラフィックデザインの基礎からはじめ、デザインの思考から表現手法までを学べるようなカリキュラムとなっています。学びのなかで、わからないことがあっても総合窓口としてコンシェルジュ(質問フォーム)を設置しており、フォーム 相談が可能です。

また、学習でつまずかないよう、さまざまなサポート体制で問題をクリアにしていきます。

「オフィスアワー」「オープンゼミ」といったオンライン学習相談会(毎月数回定期的に開催)や airU コミュニティ(学内専用SNS)による情報共有の場など、カリキュラムの学習以外でも大学生活を楽しみ安心して学べる環境を整えています。在校生も初心者の方からプロの方と幅広く、さまざまな視点で表現を楽しんで学びを深めています。
グラフィックデザインと向き合いたいと思っている方は、ぜひご入学を検討してみてください。
経験と実績豊富な教員をはじめ、多領域にわたる講師陣でみなさまのご入学をお待ちしております。

 

グラフィックデザインコース|学科・コース紹介

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