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洋画コース

2025年06月09日

【洋画コース】牛骨鉛筆デッサン授業の様子

みなさんこんにちは。洋画コース教員の藤田です。今回は一年次科目最初の授業、東京外苑キャンパスで行われた鉛筆デッサンの様子をお届けします。この授業を大半の方が入学されて最初に受講しますが、初めてデッサンをするという人からすでに充分描いてきた人まで経験値は様々です。授業前半では鉛筆の使い方や形の捉え方について一時間程度座学で学びます。

席決めをして構図が固まったら本描きに入ります。輪郭線が強くなってしまう人が多いので量感、面が切りかわる箇所をよく見て立体的に描いていきます。牛骨は表面に凹凸も多く、描きごたえのあるモチーフですね。

2日間でデッサンを仕上げますが、2日目には昨年から講師に着任された卯野和宏先生も加わり、学生さんたちは指導と講評を受けました。卯野先生はデッサン関連の書籍も出版されています。ぜひご覧になってみてください。
「美しい女性を描く 写実画家から学ぶクロッキー・デッサン・作品制作」

講評会の様子。同じ基礎的な牛骨デッサンでも作者の物の見方が表れるのが面白いところです。トーン幅が広いもの、牛骨の白さを大切にしたものやかちっとした硬さを捉えたものなど個性が出ます。

対面授業だと教員が作品に手を入れたものを直に見ながら学べるのが良い点です。デッサンはただ見ている状態から意識的に見つめて画面に再現することを繰り返すため、心身ともに少し疲れますが絵を描く人の目と精神力を養うためにもとても効果的です。基礎があるからこそ自由にできる幅や壊せるものも生まれます。この授業を新入生のみなさんの最初の第一歩として、これから作品制作の道を邁進なさってください。

 

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