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2025年05月30日
【書画コース】閑適の間(かんてき の ま)―オンライン談話室の楽しみ―
皆さん、こんにちは。まだ5月だというのに、うっとうしい暑さが始まって、もう何もかも嫌になりそうですね。まあ私は色々と超越しているので、冷房とアイスと適度な怪談さえあれば、暑さなんて少ししか気になりませんけどね。今回のブログは、書画研究室の渡邊が担当です。ハズレ回ですね。
でも取り上げる内容は耳寄りなやつですから、ぜひ我慢して最後まで読んでいって下さいな。
さて、書画コースは完全遠隔で、一度も通学せず卒業できることを売りにしています。そしてこのブログは、学生募集を最大の目的にして、精魂込めて執筆されています。何が言いたいか、もう大体お分かりでしょう。お分かりになっても、ぜひ我慢して最後まで読んでいただきたいのですが。
完全オンラインということは、何と言いますか、せっかく大学に入学しても、バラ色のキャンパスライフみたいなものが、ちょっと味わいにくいのではないかという懸念が起こるものと拝察されます。それでは私共としましても誠に遺憾ですから、学習ばかりだけでなく、ちょいと遊びのある場を設けても良いのではないかと、こういう風になるわけです。
そこでオンライン談話室を開くことを、水墨画ご担当でコース主任の塩見貴彦先生が提案されたのです。今年の2月から毎月1回、19:00~20:30という気の利いた時間帯に開催されており、名を「閑適の間(かんてき の ま)」といいます。
今回のブログはこれについて述べ、皆様に「ここはひとつ、京都芸術大学の書画コースに入学してみるか」という気を起こさせたく試みます。すでに入学されている方や、もう卒業されている方々は、ありがとうございます。
それにしてもこの「閑適の間」という名前は風雅ですよね。昨年度の、いつかの会議で、オンライン談話室のようなものを月に一度開催する運びとなった時に、名前がなかなか決まりませんでした。それから開催日程などをお知らせする際、文章と一緒に載せる画像をどうするのかも。
そんな中で、今このブログを書いている渡邊が、画像はぜひ、塩見先生の作品「閑適」を用いるのが良いのではないかと、名案を出したのでした。私は普段ロクでもないことばかり考えて一人で笑っているのですが、こればかりは名案と言うほか無い、卓越した意見でした。
「閑適」図をオンライン談話室の画像に用いるのが良いと考えた理由は、そこに描かれている室内の様子というのが、まさしく理想的な談話室の雰囲気という感じがして、それに、椅子があったからです。オンラインで集った人々に、画中の椅子をすすめるというのも素敵でしょう。今回のブログではアイキャッチ画像に、その「閑適」図を使わせていただいています。
そして上述の、私が名案を提出した会議が終わった後、京都芸術大学が使っている秘密のチャットで、書画研究室スタッフ宛に、塩見先生から投稿がありました。談話室の名前は「閑適の間」にしよう、と。
このようにして書画コースのオンライン談話室「閑適の間」は開かれたわけです。
「閑適の間」は、塩見先生がパーソナリティをつとめるラジオのような雰囲気で(私の所感では)、毎回100名ほどの在学生の方が気の向くまま話題や質問を提示しています。書画に関する内容も多くありますが、勉強というよりは、楽しみとして、かなりくだけた趣向です。全然書画に関係ない内容も歓迎されていますぜ。お茶など飲んでいても良いですし。
なお、書道ご担当の桐生眞輔先生がお忍びで入室されているようですが、私にはまだ足取りがつかめていません。
さて、皆さん、もうすぐこのブログ記事から解放されますよ。あと255文字くらいです。
私のブログ記事では、しつこく自詠の漢詩を載せて結びとしていまして、私自身も記事を書いた後に詩を入力するのが負担になっていますが、止めようにも止められないので、皆さんも、多少無理してでも下記の詩を読んでからブログを閉じて好きなことをしてください。
「題閑適圖」
紛紛塵欲拂、今不易居山。
暫薦圖中席、招君閑適間。
意味:
「閑適の図を主題にして作った詩」
わずらわしい俗塵を払おうとするが、今の世で山奥に住むのも現実的ではない。
ここはしばらく画の中の椅子をすすめて、あなたを閑適の間に招待しよう。
書画コース|学科・コース紹介
でも取り上げる内容は耳寄りなやつですから、ぜひ我慢して最後まで読んでいって下さいな。
さて、書画コースは完全遠隔で、一度も通学せず卒業できることを売りにしています。そしてこのブログは、学生募集を最大の目的にして、精魂込めて執筆されています。何が言いたいか、もう大体お分かりでしょう。お分かりになっても、ぜひ我慢して最後まで読んでいただきたいのですが。
完全オンラインということは、何と言いますか、せっかく大学に入学しても、バラ色のキャンパスライフみたいなものが、ちょっと味わいにくいのではないかという懸念が起こるものと拝察されます。それでは私共としましても誠に遺憾ですから、学習ばかりだけでなく、ちょいと遊びのある場を設けても良いのではないかと、こういう風になるわけです。
そこでオンライン談話室を開くことを、水墨画ご担当でコース主任の塩見貴彦先生が提案されたのです。今年の2月から毎月1回、19:00~20:30という気の利いた時間帯に開催されており、名を「閑適の間(かんてき の ま)」といいます。
今回のブログはこれについて述べ、皆様に「ここはひとつ、京都芸術大学の書画コースに入学してみるか」という気を起こさせたく試みます。すでに入学されている方や、もう卒業されている方々は、ありがとうございます。
それにしてもこの「閑適の間」という名前は風雅ですよね。昨年度の、いつかの会議で、オンライン談話室のようなものを月に一度開催する運びとなった時に、名前がなかなか決まりませんでした。それから開催日程などをお知らせする際、文章と一緒に載せる画像をどうするのかも。
そんな中で、今このブログを書いている渡邊が、画像はぜひ、塩見先生の作品「閑適」を用いるのが良いのではないかと、名案を出したのでした。私は普段ロクでもないことばかり考えて一人で笑っているのですが、こればかりは名案と言うほか無い、卓越した意見でした。
「閑適」図をオンライン談話室の画像に用いるのが良いと考えた理由は、そこに描かれている室内の様子というのが、まさしく理想的な談話室の雰囲気という感じがして、それに、椅子があったからです。オンラインで集った人々に、画中の椅子をすすめるというのも素敵でしょう。今回のブログではアイキャッチ画像に、その「閑適」図を使わせていただいています。
そして上述の、私が名案を提出した会議が終わった後、京都芸術大学が使っている秘密のチャットで、書画研究室スタッフ宛に、塩見先生から投稿がありました。談話室の名前は「閑適の間」にしよう、と。
このようにして書画コースのオンライン談話室「閑適の間」は開かれたわけです。
「閑適の間」は、塩見先生がパーソナリティをつとめるラジオのような雰囲気で(私の所感では)、毎回100名ほどの在学生の方が気の向くまま話題や質問を提示しています。書画に関する内容も多くありますが、勉強というよりは、楽しみとして、かなりくだけた趣向です。全然書画に関係ない内容も歓迎されていますぜ。お茶など飲んでいても良いですし。
なお、書道ご担当の桐生眞輔先生がお忍びで入室されているようですが、私にはまだ足取りがつかめていません。
さて、皆さん、もうすぐこのブログ記事から解放されますよ。あと255文字くらいです。
私のブログ記事では、しつこく自詠の漢詩を載せて結びとしていまして、私自身も記事を書いた後に詩を入力するのが負担になっていますが、止めようにも止められないので、皆さんも、多少無理してでも下記の詩を読んでからブログを閉じて好きなことをしてください。
「題閑適圖」
紛紛塵欲拂、今不易居山。
暫薦圖中席、招君閑適間。
意味:
「閑適の図を主題にして作った詩」
わずらわしい俗塵を払おうとするが、今の世で山奥に住むのも現実的ではない。
ここはしばらく画の中の椅子をすすめて、あなたを閑適の間に招待しよう。
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