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2025年07月09日
【洋画コース】新教員の紹介 ー 塩谷 亮 編 ー
皆さん、はじめまして。
この春より非常勤講師として着任しました塩谷亮(しおたに りょう)と申します。油彩による写実表現を研究しており、国内外で展覧会や個展を開催してまいりました。


私の制作の根幹にあるのは、「目に見えるものを通して、目に見えないものを描く」ということです。人物や風景、静物などの対象物に迫りながら、それを取り巻く空気感や気配、時間の流れ、そして詩情のようなものを画面に宿らせたいと考えています。写実とは、単なる再現ではなく、対象と深く向き合い、自分の感性を通して世界をどう受け止めるかという営みだと思っています。
美大卒業後から写実の可能性を模索してきましたが、30代に入ってイタリアに留学したことが、私にとって大きな転機となりました。西洋の骨太な美術に圧倒されながら、逆に「日本人である自分が写実する意味」をあらためて問い直すことにもなりました。こうした経験も、皆さんと分かち合えたらと思っています。


大学という場は、技術を学ぶだけでなく、自分の価値観や視点を広げる貴重な時間です。私も皆さんの自由で柔らかな発想に触れられることを楽しみにしています。これからどうぞよろしくお願いいたします。

塩谷亮HP http://ryoshiotani.com/
洋画コース | 学科・コース紹介
この春より非常勤講師として着任しました塩谷亮(しおたに りょう)と申します。油彩による写実表現を研究しており、国内外で展覧会や個展を開催してまいりました。

《明日》 2008 45.5×33.3cm

《紫》 2016 24.2×41.0cm
私の制作の根幹にあるのは、「目に見えるものを通して、目に見えないものを描く」ということです。人物や風景、静物などの対象物に迫りながら、それを取り巻く空気感や気配、時間の流れ、そして詩情のようなものを画面に宿らせたいと考えています。写実とは、単なる再現ではなく、対象と深く向き合い、自分の感性を通して世界をどう受け止めるかという営みだと思っています。
美大卒業後から写実の可能性を模索してきましたが、30代に入ってイタリアに留学したことが、私にとって大きな転機となりました。西洋の骨太な美術に圧倒されながら、逆に「日本人である自分が写実する意味」をあらためて問い直すことにもなりました。こうした経験も、皆さんと分かち合えたらと思っています。

《Toscana》 2010 53.0×112.1cm

《相韻》 2018 130.3×97.0cm
大学という場は、技術を学ぶだけでなく、自分の価値観や視点を広げる貴重な時間です。私も皆さんの自由で柔らかな発想に触れられることを楽しみにしています。これからどうぞよろしくお願いいたします。

《地の脈動》 2022 33.3×60.6cm
塩谷亮HP http://ryoshiotani.com/
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