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日本画コース

2025年07月01日

【日本画コース】1年次スクーリング 色鉛筆写生から日本画の制作まで

こんにちは、日本画コース業務担当の岸本祥太です。

7月になりました。大学のカリキュラムにおいては、ちょうど春期が終了して夏期に切り替わるタイミングです。梅雨の時期も過ぎて京都の暑い夏が始まろうとしています。

日本画コースでは、春期の間にたくさんの授業が開講されましたが、春は時に1年次の授業が多く開催されます。
今回のブログでは、【日本画I-2(色鉛筆写生)】の授業と【日本画II-1(水干・岩絵具併用による制作)】の授業から教室の様子をお届けします。

【日本画I-2(色鉛筆写生)】は、かぼちゃとオクラのモチーフを色鉛筆で描く授業です。
鉛筆写生の授業と同様に、素直な気持ちでモチーフと向き合い、自然物の複雑な色合いを感じながら色鉛筆を塗り重ねて完成に近づけてゆきます。

授業担当の上田調先生(左)



色鉛筆にはモチーフそのものの色がなく、混色も水彩絵具のように容易ではありません。そのものらしさをうまく引き出すためには、色の重ね方や、筆圧による色の出し方など、色鉛筆の特性を理解して描く必要があります。

2日間の授業の終わりには個別講評として、次回の授業でどういった配置で制作を進めていくかを先生と相談します。

佐竹龍蔵先生 (右)



 

【日本画II-1(水干・岩絵具併用による制作)】では、色鉛筆写生の成果物を元に日本画制作をします。彩色の工程から初めて、作品を完成させることを目標にします。
【日本画I-3(制作の基本)】で学んだ画材の扱い方や筆使いを更に深め、背景を彩色することでモチーフと背景の関係や空間を表現することを学びます。

 【日本画I-3(制作の基本)】では、たくさんの基本的な技術や知識を身につけることができますが、まだまだわからないこともたくさんあると思います。
授業では、日本画I-3のおさらいもかねて、岩絵具を溶いて描きこんでいくレクチャーも聞くことができます。授業までに時間が空いてしまってもレクチャーを聞けば思い出すことができると思います。

 また、日本画II-1の授業は、2週にわたって開催されるので、時間をかけて作品に取り組むことで、じっくりと集中して完成まで持っていくことができます。

思い思いに色を重ねていったり、写生に忠実な線を描きこんでいったり、同じ題材でも表現の方法は無限大にあるんだと思い知らされます。

宇都宮利佳先生(右)



吉岡佐知先生(左)



みなさん集中して取り組んでおられます!
次回のスクーリングで作品が見られるのを楽しみにしています。

それでは来月のブログもよろしくお願いします。

 

 

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