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2025年09月05日
【陶芸コース】今年も無事、京都五条若宮陶器祭が開催されました!
皆さん、こんにちは。
陶芸コース業務担当非常勤の伊賀上空見子(いがうえ くみこ)です。
今年も五条若宮陶器祭が開催されました。
五条若宮陶器祭は、大正時代から続いた五条坂「陶器まつり」を復活させたもので、京都の文化と伝統が感じられる歴史あるイベントです。
今年は生憎の天気が続いた陶器祭でしたが、通信陶芸コースの卒業生や、通信陶芸を支えてくれているスクーリングアシスタント、添削室スタッフが出店されていました。
そんな陶器祭の様子を紹介できたらと思います!
まず最初に紹介したいのは通信陶芸コース卒業生で卒業後も作家として活躍されている渡辺大輔さんです。
渡辺さんは通信陶芸コース卒業後、大学院へ進み、伝統工芸展などにも入選され、現在も様々なことに挑戦し活躍されています。
主に陶製の器に甲骨文字を施し、七福神の神様や寿の文字など縁起のよい言葉を書いた作品を制作されています。

まるで渡辺さんの祈りが形になったような作品で、心にじんわり伝わってくるものがありました。
こちらは渡辺さんが作られた剣山を見立てた花入です。
なるほど!轆轤で引いた半円に穴を開けたら剣山のような効果が!
手入れもしやすく、様々な器にも合わせやすいですね!
こちらは通信陶芸コースを支えてくださっているスクーリングアシスタントの吉田瑞希さんの器や作品たちです。
吉田さんは鍾馗さんという神様や器をメインに制作をされています。
鍾馗さんは中国に起源をもつ神様で、魔除け・疫病除けの神様で親しまれています。
日本では端午の節句に飾られる人形・鍾馗幟で親しまれていたり、特に京都の町屋の屋根の瓦の像として地域を守っています。
京都の若宮八幡宮には鍾馗さんという神様が祀られているのを皆様ご存知ですか?
若宮八幡宮に祀られている鍾馗さんは実は吉田さんが作っています。
若宮八幡宮は陶器神社とも呼ばれており陶芸上達の祈願もできるので皆様機会があれば是非覗いてみてください!
こちらは通信陶芸添削室スタッフの一人、川上諒子さんの器です。
ひとつひとつ丁寧に作られた花器や器たちは、手びねりでしか表現のできない温かさを感じます。
似た形を作っても技法でこんなにも表情が異なるのが陶芸の面白さや醍醐味で、奥深さでもありますよね!
川上さんの手びねりの器たちには私たちの生活にそっと寄り添ってくれるような、それでいて使い手との対話を楽しんでくれるような優しさを感じました。
こちらは通信陶芸添削室スタッフの一人の柳生梨音さんの器や作品たちです。
この布のような作品はどうやって作られたか皆様想像できますか?
なんと、ひとつひとつ丁寧に組まれ作られているようです。
磁器でありながら磁器の硬さを感じられないこの布のような作品を柳生さんがジャラっと持ち上げて器に被せてくださったのですが、磁器で作られた布越しに見る景色も面白いですね!

こちらは通信陶芸コースのスクーリングアシスタントとして支えてくださっている山崎匠さん(光洋窯)の器たちです。
山崎さんは天目を得意とされており、とても静かで静謐な、じっと見ていたら引き込まれるような器がたくさん並べられていました。
こちらは通信陶芸添削室スタッフの武内ももさん・横山充さんなどが出店していた器や作品たちです。
武内さんと横山さんの作品たちはどこか懐かしく、どこか寂しく、いつかの自分と向き合っているかのようなエモーショナルな気持ちになるような展示の工夫が施されていました。

晴れ間が4日間の内のたった1日の五条若宮陶器祭でしたが、今年も何とか無事に開催されました。
皆様お疲れ様でした!
今回は陶器祭を通して、通信陶芸コースの卒業生、添削室スタッフ・スクーリングアシスタントの器や作品を紹介させていただきました!
最後になりましたが、通信陶芸コース卒業生の渡辺大輔さんが京都高島屋の美術工芸サロンで近日個展をされます。
お時間がございましたら是非ご高覧下さい!
会期:2025年9月3日~8日(月)
会場:京都高島屋S.C. 美術工芸サロン
それではまた、大学でお会いできる日を楽しみにしています!
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陶芸コース業務担当非常勤の伊賀上空見子(いがうえ くみこ)です。
今年も五条若宮陶器祭が開催されました。
五条若宮陶器祭は、大正時代から続いた五条坂「陶器まつり」を復活させたもので、京都の文化と伝統が感じられる歴史あるイベントです。
今年は生憎の天気が続いた陶器祭でしたが、通信陶芸コースの卒業生や、通信陶芸を支えてくれているスクーリングアシスタント、添削室スタッフが出店されていました。
そんな陶器祭の様子を紹介できたらと思います!

渡辺さんは通信陶芸コース卒業後、大学院へ進み、伝統工芸展などにも入選され、現在も様々なことに挑戦し活躍されています。
主に陶製の器に甲骨文字を施し、七福神の神様や寿の文字など縁起のよい言葉を書いた作品を制作されています。



なるほど!轆轤で引いた半円に穴を開けたら剣山のような効果が!
手入れもしやすく、様々な器にも合わせやすいですね!

吉田さんは鍾馗さんという神様や器をメインに制作をされています。
鍾馗さんは中国に起源をもつ神様で、魔除け・疫病除けの神様で親しまれています。
日本では端午の節句に飾られる人形・鍾馗幟で親しまれていたり、特に京都の町屋の屋根の瓦の像として地域を守っています。
京都の若宮八幡宮には鍾馗さんという神様が祀られているのを皆様ご存知ですか?
若宮八幡宮に祀られている鍾馗さんは実は吉田さんが作っています。
若宮八幡宮は陶器神社とも呼ばれており陶芸上達の祈願もできるので皆様機会があれば是非覗いてみてください!

ひとつひとつ丁寧に作られた花器や器たちは、手びねりでしか表現のできない温かさを感じます。
似た形を作っても技法でこんなにも表情が異なるのが陶芸の面白さや醍醐味で、奥深さでもありますよね!
川上さんの手びねりの器たちには私たちの生活にそっと寄り添ってくれるような、それでいて使い手との対話を楽しんでくれるような優しさを感じました。

この布のような作品はどうやって作られたか皆様想像できますか?
なんと、ひとつひとつ丁寧に組まれ作られているようです。
磁器でありながら磁器の硬さを感じられないこの布のような作品を柳生さんがジャラっと持ち上げて器に被せてくださったのですが、磁器で作られた布越しに見る景色も面白いですね!







皆様お疲れ様でした!
今回は陶器祭を通して、通信陶芸コースの卒業生、添削室スタッフ・スクーリングアシスタントの器や作品を紹介させていただきました!
最後になりましたが、通信陶芸コース卒業生の渡辺大輔さんが京都高島屋の美術工芸サロンで近日個展をされます。

会期:2025年9月3日~8日(月)
会場:京都高島屋S.C. 美術工芸サロン
それではまた、大学でお会いできる日を楽しみにしています!
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