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和の伝統文化コース

2025年10月30日

【和の伝統文化コース】外苑寄席を開催

こんにちは。和の伝統文化コースの野村です。和の伝統文化コースでは、さまざまな伝統文化について、研究の方法や成果などを学びつつ、さらには実践もおこなうことで理解を深めています。幅広い文化をすべて授業で取り上げることは難しく、正規の授業以外でも関連する見学会などを開催しています。今年度は春に本学瓜生山キャンパスで春秋座の見学会を実施いたしました。
京都のキャンパスでも実施しているので、ぜひ東京のキャンパスでも何かイベントを、とコース主任となってから思案しておりました。そこで今回、特別イベント「外苑寄席」を開催することができました。その様子を今回はご紹介したいと思います。

伝統文化の一つに、寄席の演芸文化があります。落語・講釈・浪曲・マジック・太神楽などがあります。特に落語は寄席演芸の中心の一つであり、東京では浅草・新宿・池袋などでも定席があります。わたし自身、若い頃から定席で愉しんでおりました。
本学には落語の研究者である宮信明先生がいらっしゃるので、イベントを開けないかとご相談したところ、快く引き受けてくださり、春風亭昇也師匠をご紹介くださいました。

そこで10月12日(日)、東京の外苑キャンパスにおきまして「外苑寄席」として、特別イベントを開催しました。はじめてのイベントですので、すべて手探り、手作りです。
教室で高座を作り、リアルタイムの配信の機材を整え、和の伝統文化コースの卒業生・在校生の皆さん、宮先生が学科長をされている芸術教養学科の在校生・卒業生の皆さんに参加者を限定し、教室の対面で42名、オンラインで56名と、合計98名の参加者を迎え、古典落語の噺を二席(時そばとお見立て)、さらに昇也師匠と宮先生との対談をおこないました。

緩急を付けたマクラから噺に入り、噺を聞かせるのはでなく、噺に引き込む「話芸」を参加者の皆さんには味わっていだきました。こうした体験もまた、和の伝統文化の理解する上で大切なことだと思っています。

今後もまた「外苑寄席」を続けていければと思っています。正規の科目のほか、こうしたイベントや藝術学舎の講座など学修・研究に資するものを大学では準備しています。来年度は、ぜひ本コースの在校生として「外苑寄席」で噺を聴いてみませんか。 

 

和の伝統文化コース|学科・コース紹介

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