PHOTO

PHOTO

日本画コース

2025年11月08日

【日本画コース】日本画III-2植物制作 スクーリング報告

こんにちは。日本画コースの岸本です。
京都は紅葉の色が変わり始めて、観光客の方も日に日に増えてきているように感じます。

今月のブログでは10月に開講された【日本画III-2(植物制作)】の授業の様子をご報告します。

植物制作の授業は【日本画III-1(植物写生)の次に設定されている授業です。写生の授業で描いた百合の花を日本画の作品として描く内容ですが、カリキュラム上では授業を順番に受けていけば、ここではじめて箔を使った表現を学ぶことができるという内容になっています。
金箔は扱いが非常に難しく、厚さは10000分の1ミリともいわれ、人が少し動いた風圧だけでもフワフワと飛んでいってしまいます。貼り込むための工程もはじめての方にとっては覚えることが多くて大変かもしれません。
ですがご安心ください。4日間、2週にわたるスクーリングで複数の先生に何度も丁寧に指導していただけます。今回も「わからないことがあれば、1人10回までは同じことを質問してもいいですよ!」という言葉が大変心強かったです!

こちらは植物写生の授業の様子です。百合の花を取り囲んで色鉛筆で写生します。
描き始めと、終わり頃でかなり形は変化するので、ある程度変化に予測をつけて描くことが大切です。

制作の授業では植物写生で取り組んだ写生を元に制作をすすめて行きます。金箔との位置関係も考えて構成します。
同じ種類の花を描いていてもそれぞれの個性が光って見えますね!

授業の後半では砂子という技法を学ぶことができます。箔を細かく切り崩して画面に撒く表現なのですが、うまく撒いたり、しっかり画面に定着させるために先生によるレクチャーも実施されました!

授業で扱うのは金箔ですが、銀箔やアルミ箔のほか、箔にも様々な種類があります。
授業が終わった後に是非、チャレンジしていただきたいです!

此方は外苑キャンパスから 小瀧雅道先生による箔の解説と砂子のレクチャーの様子です。

木下千春先生による講評会



合評で教室にみなさんの作品が並ぶと、いつもより豪華絢爛な雰囲気になります。
写生の授業から考えると6週分、事前課題に取り組む期間なども考慮するとおおよそ2ヶ月間ほどかかって完成したことになると思います。
大変お疲れ様でした!

今回のブログはここまでです。次回もよろしくお願いします。

 

日本画コース | 学科・コース紹介

大学パンフレット資料請求はこちらから

この記事をシェアする