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和の伝統文化コース

2025年12月05日

【和の伝統文化コース】五感で体験・実習する伝統文化

こんにちは。和の伝統文化コースの野村です。
和の伝統文化コースでは、さまざまな伝統文化についての学修を実践的に行っています。今回はその一つを紹介したいと思います。

科目名は「伝統文化実践I-4(室礼と道具)」です。
この科目は茶の湯文化のもつ多様性を理解することを目標としており、完全オンライン授業の日程と、対面+オンライン授業の日程があります。11月に対面+オンライン授業の日程が実施されました。とくに対面で実施した授業風景をみてみましょう。

118日(土)の朝、上京区の茶道総合資料館に受講生の皆さんとともに集まりました。

集合時間前、早くから集まる受講生の皆さん



午前はこの茶道総合資料館の見学です。ちょうど令和7年秋季特別展「繕いの茶道具」が開催されています。茶の湯の歴史は、茶の湯を愛した人々の歴史でもあります。人々が愛用し受け継いできた茶道具について、破損してしまったものは繕われて、引き続き用いられています。今回の展示は茶道具の歴史を学ぶに相応しい特別展で、展示を担当された学芸員の方に解説をいただきつつ、受講生の皆さんとともに見学しました。
また併せて御茶を頂く際の作法のレクチャーを受け、美味しい御茶と菓子をいただきました。

呈茶の様子



続けて午後からは御所近くの山田松香木店での授業です。山田松香木店は江戸時代から続く香木の専門店です。
香木と日本のお香の歴史について講義を受けたあと、実際に調合の体験を行い、理解を深めます。

講義風景



匂袋の作成



練り香をつくる受講生の皆さん



香木の調合は、香りという嗅覚に拠るもので対面授業ならではのものです。
受講生の皆さん、大変熱心に取り組んでいました。

翌日はオンラインで、茶の湯についての歴史や理論を学びました。見学・実践・体験を行ってからの講義ですので理解の深まり方が違います。

こうした伝統文化を理論・歴史のみではなく、体験することによって理解を深めていくのが和の伝統文化コースの特色といえるでしょう。
五感で体感・実習する伝統文化、興味関心をもって下さった方は、ぜひ入学説明会にご参加ください。

 

和の伝統文化コース|学科・コース紹介



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