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2025年12月18日
【陶芸コース】「陶芸Ⅱ―2鋳込み成形/石膏型(前半)」のご紹介
みなさんこんにちは。
陶芸コースのかのうたかおです。
12月に入ると、なんだかソワソワ、落ち着かない気分になってしまいますよね。皆さんはいかがお過ごしですか?
突然ですが、このカップ、どんな風に作られているか、わかりますか?
実はこのカップは石膏型を利用した、鋳込み成形、という技法で作られています。
石膏型ってこんなものです。

鋳込み成形とは、石膏型の中に泥状にした粘土を流し込み、一定の時間をおいてから余分な粘土を流し出すと型の中に形ができる、そんな技法です。
陶芸コースでは、そんな石膏型を使った制作も学びます。今回はそのスクーリング「陶芸 Ⅱ-2 鋳込み成形/石膏型(前半)」を紹介します。
陶芸の基本的な技法は、大きく考えて、4種類(ろくろ、手びねり、タタラ、型)と捉えられます。その中でも、この石膏型を使う技法は、これまで陶芸に取り組んだことのある方でも、あまり経験されたことがない方が多いのではないかと思います。今回ご紹介する科目ではその石膏型を使用した鋳込みという技法で、マグカップを制作します。
まずは事前課題としてスクーリングまでに実際に作りたいカップの原型を作ります。
スクーリングでは教員から、石膏の扱いや、型取りの際の注意点の説明があり、
その話を聞きつつ、それぞれの原型が石膏型を使用した鋳込み成形に適したものか、もう一度見直して、原型を調整していきます。

そして、どのように分割すると良いのかを考えつつ、石膏型を作っていきます。
複雑な形の場合はその分、型の割り方も複雑になります。
今回のマグカップではカップの本体の部分と取手を別々に鋳込みで成形して後から接着する、という方法で進めますので、それぞれをバラバラにしての型取りです。
型の割り方はその後の制作にも影響してきますので、慎重に、なるべく簡単に、そして使いやすいように考えて作ります。
石膏は粉末状で、水と混ぜると化学変化が起こって硬化します。混ぜ始めると途中では止められないので、準備が肝心。


完成した石膏型は、鋳込み成形の場合、そのまますぐに使えるわけではありません。完成してすぐは湿っているので、まずはしっかりと乾かします。型のサイズにもよるのですが、ものによっては数週間かかることも。。。
ですので、このスクーリングでは型を作るだけで、後半に成形することになります。
型を使用した成形方法は、どちらかといえば大量生産の現場などでよく使用されるもののイメージですが、それだけではなく、原型の形を忠実に写すことができる技法でもあります。指の跡や引っ掻いた傷のような細かなマチエールまでしっかりと写し取れる面白さもありますので、それも特徴であり、魅力と言えそうです。
この科目は以前に紹介した「陶芸 I-2 白い器/ロクロ」と同じく、4日日程で進めていく科目になります。
後半の成形の工程では粘土の扱いも変わってくるのですが、その辺りは後半のスクーリングの際に紹介させていただきますね。
それでは皆さん、またお会いしましょう!
陶芸コース| 学科・コース紹介
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陶芸コースのかのうたかおです。
12月に入ると、なんだかソワソワ、落ち着かない気分になってしまいますよね。皆さんはいかがお過ごしですか?
突然ですが、このカップ、どんな風に作られているか、わかりますか?
実はこのカップは石膏型を利用した、鋳込み成形、という技法で作られています。石膏型ってこんなものです。

鋳込み成形とは、石膏型の中に泥状にした粘土を流し込み、一定の時間をおいてから余分な粘土を流し出すと型の中に形ができる、そんな技法です。陶芸コースでは、そんな石膏型を使った制作も学びます。今回はそのスクーリング「陶芸 Ⅱ-2 鋳込み成形/石膏型(前半)」を紹介します。
陶芸の基本的な技法は、大きく考えて、4種類(ろくろ、手びねり、タタラ、型)と捉えられます。その中でも、この石膏型を使う技法は、これまで陶芸に取り組んだことのある方でも、あまり経験されたことがない方が多いのではないかと思います。今回ご紹介する科目ではその石膏型を使用した鋳込みという技法で、マグカップを制作します。
まずは事前課題としてスクーリングまでに実際に作りたいカップの原型を作ります。
スクーリングでは教員から、石膏の扱いや、型取りの際の注意点の説明があり、
その話を聞きつつ、それぞれの原型が石膏型を使用した鋳込み成形に適したものか、もう一度見直して、原型を調整していきます。
そして、どのように分割すると良いのかを考えつつ、石膏型を作っていきます。複雑な形の場合はその分、型の割り方も複雑になります。
今回のマグカップではカップの本体の部分と取手を別々に鋳込みで成形して後から接着する、という方法で進めますので、それぞれをバラバラにしての型取りです。
型の割り方はその後の制作にも影響してきますので、慎重に、なるべく簡単に、そして使いやすいように考えて作ります。石膏は粉末状で、水と混ぜると化学変化が起こって硬化します。混ぜ始めると途中では止められないので、準備が肝心。


完成した石膏型は、鋳込み成形の場合、そのまますぐに使えるわけではありません。完成してすぐは湿っているので、まずはしっかりと乾かします。型のサイズにもよるのですが、ものによっては数週間かかることも。。。
ですので、このスクーリングでは型を作るだけで、後半に成形することになります。型を使用した成形方法は、どちらかといえば大量生産の現場などでよく使用されるもののイメージですが、それだけではなく、原型の形を忠実に写すことができる技法でもあります。指の跡や引っ掻いた傷のような細かなマチエールまでしっかりと写し取れる面白さもありますので、それも特徴であり、魅力と言えそうです。
この科目は以前に紹介した「陶芸 I-2 白い器/ロクロ」と同じく、4日日程で進めていく科目になります。
【陶芸コース】「陶芸 I-2 白い器/ロクロ K2 (前半)」の授業の様子を一部ご紹介します!
【陶芸コース】「陶芸 I-2 白い器/ロクロ K2 (後半)」のご紹介!
後半の成形の工程では粘土の扱いも変わってくるのですが、その辺りは後半のスクーリングの際に紹介させていただきますね。
それでは皆さん、またお会いしましょう!
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