PHOTO

PHOTO

陶芸コース

2026年02月21日

【陶芸コース】卒業生にインタビュー

みなさんこんにちは。
陶芸コースのかのうたかおです。

みなさん、大学ではどのように学ぶのか、卒業後はどのようにされているのかなど、色々と興味があるのではないでしょうか。今回のブログでは、卒業生の方にそんな話をインタビューさせていただきました!
お話を聞かせていただいたのは、2024年度卒業生の藤井さんです。



藤井さん、まずは簡単な自己紹介をお願いします。

2025年の3月に卒業したばかりで、学校で学んだ知識を基に作陶を続けています。
今は、仕事を続けつつ、陶芸コースで習ったことを生かして地元の小学校の出前授業みたいな感じや、特別支援学校など、そういったところに行ってお手伝いして一緒に作品を作ったりしています。
他にも、同窓生によるグループ展の開催に向けて、作品を創り込んでいます。

─ 本学への入学を決めた理由はなんですか?

もともとなぜ陶芸をしたかったかと言いますと、お茶にすごく興味があって、お茶を美味しく飲みたいという自分の願望から、急須を作れるようになれるといいな、という思いで、この大学に入りました。
陶芸コースは、京都のキャンパスでスクーリングを受ける授業もあったので、全てがオンライン授業ではなく、先生方やスタッフの方々、それに同じ教室で学ぶ学生と出会える場所がある事が、コロナ禍を経験したからこそかえって新鮮に思えましたし、それも理由の一つです。

卒業制作スクーリング風景



出願される前に悩んだことや不安に思ったことなどは何かありますでしょうか?

急須を作りたいっていう思いはすごくあったんですけど、仕事をリタイアしているわけではなく、現役で働いておりましたので大学に入ると、やっぱり授業についていけるだけの時間が取れるかどうかっていうのがすごく不安で。学びに費やす時間が確保できるか、仕事との兼ね合いが、それが一番の心配でした。もちろん今でも働いております。

─やはり学習時間については不安があったということですね。実際に入学されてからはいかがでした?

まあ実際入学に踏み切って大学に通い始めると、やる前は不安だらけだったんですけど、実際入ってみたらですね、やっぱりそれなりにちゃんと自分で、いろんな方面の時間を作れるようになるなって思いました。
陶芸コースはzoomでの授業もあるんですけど、学校でのスクーリングっていうのも必ずあります。私は住まいが京都ではないので、逆に京都へ、学校へ行くことに喜びを覚えて。いろんな見るべきとこや遊ぶとこもありますので。そういう楽しさもたくさん覚えました。
ですから、最初入学前に心配していたことはまあ、そうですね。半年もしないうちに全然、不安がなくなったと言いますか、そんな感じでした。

─なるほど、では、スクーリングで陶芸を学ぶ、ということは当然ですけれど、色々楽しみながら取り組まれていた、という感じですね。

そうですね。楽しみの方がひょっとしたら多かったかもしれないです(笑)。京都へ行くっていうのは、なかなかこういう学生にでもならないと、連続していくこともないですので。

─ 普段学習されている時間帯や平日・休日の平均的な学習時間はどれくらいでしたか?

平日も休日も23時間ほどでしょうか。
やっぱり、普段は生活の中で仕事が中心になって家庭生活もあるので、大学に行くようになってから、食事した後の2時間ぐらいは、今までテレビを見たりだらだらと過ごしていたのが、陶芸のことを考えるようになって、ネットでいろんな作品を見たり、そういう見たものに対して、これってどうやって作るんだろう、というように考えたりするようになりました。そういう時間が非常にいい時間になりまして。
もちろん無理して毎日連続ではないです。やはり大学の授業に縛られると楽しくないので。楽しくやるためには、興味を持つ、というのが非常に大事だと思います。だいたい、食後23時間ぐらい、何らかの陶芸の本を読んだり、作品を見たりする、というのが常日頃になりました。

卒業制作作品



─学習っていうと、何か作らなければとか、書かなければと思われるかも知れませんが、考えたり調べたりというのも大きな学習ですよね。

そうですね。
多くの作品を観に美術館や陶磁器産地に出かけたり、SNSなどのオンライン上で作品を観たりすることで、自分が作陶してみたい作品や技術をいつも想い描く事が、学びの意欲を今も堅持出来ている源だと考えています。
やっぱり自分の好きな分野を追い求めることがどんどん好きになるということですね。

少しでもしんどいなとか、何か違うなって思うとやっぱりやりづらいですもんね。

実際、陶芸のいろんな技法の中で、自分には不得意な分野がもちろんあるので。そういうとこは苦手意識が出るんですけど。また、それはそれで。そういう分野があるからこそ楽しみが増えるっていうんですかね?
そんな感じで学生時代は過ごしました。

─ちなみに、その食後の時間、やきものの事を考えたり、調べたり、制作をしたりという時間は卒業後も続いているんですか?

そうですね。今でももちろんその習慣は身についていまして。
この春、2026年の3月にですね。同じ時期に卒業した同級生メンバーたちと展覧会を催そうとしています。
今その作品作りに実はお尻に火がついた状態で頑張っております。

卒業制作作品



通信制の大学っていうことで、不安に感じておられる方とかももちろんおられると思います。入学する前と入学されてから、卒業してからも含めて、ご自身で感じられたギャップみたいなものは何かありますか?

高卒後に入学した大学とは、学生の年齢構成が全く違っていたので、自分自身より高齢な方々の学習意欲の高さに感心したり、若い世代の学生との交わりから新しい刺激を受けたりすることなど、通信制芸術大学の愉しさだと感じました。
他にも、入学する前はやっぱり陶芸っていうのに、漠然としたイメージしかなかったんです。陶芸のイメージは、ろくろのイメージ。要はあの映画の『ゴースト』で手を添えてられるような。そのろくろも、今になって思うと非常に難しいと。ですので、他の技法なんかを使って、もっとこういうことやってみたいとか。
ギャップと言いますか、元々急須を作りたい思いで入学しましたので、急須作りはずっと目指しているんですけど、実は卒業したらですね陶芸の中の釉薬という部分に今ものすごくはまってしまいまして。テストの連続っていうんですかね?そういう状況です。
やっぱりこれも、学んだからこういうこともわかるんであって。これから新しい自分の釉薬ができたって言えるようになれるといいなと思います。

そうですよね。釉薬も本当に奥の深いものですよね。そんなところにはまってしまわれたんですね。
藤井さんはもともとご自宅にそういった窯とかお持ちだったんですか?

はじめは何にもなく始めたので、大学で推奨しているような基本的なものは入学してから揃えました。ですけど、今ようやく電動ろくろを買い、ろくろの練習は、少なくとも週一回ぐらいは触るようにしています。やっぱりなんて言いますかね?習うより慣れろで。
陶芸はちょっとでも触っているのが非常に大事だなって今になって思うようになりました。

なかなか最初は身近でそういう環境を整えるのは難しいかもしれないですけどもご自宅の中で少しでも土に触れるような環境なんかがあれば、より学びが進んでいきやすいですよね。もちろん技術も上がりますしその後にやりたいこと、やれることも広がっていっていくんじゃないかなと思います。

そうですね。私の頭の中ではもうなんて言いますか、いろんな作品が焼き上がって頭の中にあるんですけど、実際はできていなくて、妄想ばかりするようになっています。

 ぜひそれを、どんどん形にしていかなきゃ、ですよね。

はい、そうだと思います。

卒業制作作品



入学を検討されている方へのメッセージなど、何か藤井さんから皆さんに伝えたいなということがあれば、一言お願いします。

どんな芸術や美術でも奥がすごく深いんですけど、陶芸に限って言えることは一つありまして、陶芸は最後に窯の中で焼くということが他と全く違うところだと私は思っています。どういうことかっていうと、絵画にしろデザインにしろ、他の芸術は、作品が出来上がるまでずっと自分の手元にあると言えます。陶芸は、最後に窯の中に入れて自分の手から離れて千何度っていう世界に行っちゃうので、ここで大失敗することがあります。その前までは、ちゃんとやっていたのに、窯から出たら全くダメだったっていうことがあったりもします。ですから、その自分の手から離れるっていう瞬間があるだけに、逆に余計窯から出した時の喜びがですね、出来上がっていいものができていたらすごく喜びが大きいので、ぜひこの喜びを皆さんにも体験していただきたいなと思います。
また、入学されることで、必ず新しい人との出会いが生まれます。1年次入学だと4年間、3年次編入だと短くても2年間は一緒に学ぶ人との出会いがあるので、新たな価値観や芸術観を今からでも再発見できます。
学ぶ愉しさの輪を一緒に広げていきましょう!

 ─藤井さん、本日はどうもありがとうございました!

 

卒業生の方からお話を伺う、ということで皆さんもリアルな学習の一端を知っていただけたのではないでしょうか。
機会があれば、また卒業生の方や、在学生の方にもお話を聞いてみたいと思います。

それでは皆さん、またお会いしましょう!

 

陶芸コース| 学科・コース紹介



大学パンフレット資料請求はこちらから

この記事をシェアする