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2026年05月25日
【写真コース】KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭とこれから始まる展示、公募展など
写真コース 藤岡亜弥
みなさん、こんにちは。5月になり 新緑が目に鮮やかな季節となり、気持ちのいい日々が続いていたかと思えば、急に30度越えの日がやってきてびっくりしています。ほぼ真夏日の5月でしたが、これから皆さんも体調に気をつけてください。
4月末から京都の街が写真に染まる「KYOTOGRAPHIE 京都国際写真祭」が開催されました。メインの豪華さもさることながら、サテライトイベントである「KG+」は200を超え、どんどん拡大し驚くほど充実していました。京都の街に黄色い旗がはためき、今年も写真コースの在学生、卒業生たちが、それぞれの視点を形にした素晴らしい展覧会を各所で行っていました。
今回のブログでは、そんな活気あふれるKYOTOGRAPHIEの様子の一部と、これから始まる公募展の情報について、お伝えしていきます。
1.写真展録
*レポート1
私が毎年このKYOTOGRAPHIEで楽しみにしているのは、京都市内にある歴史建造物や近現代建築という場所で、それぞれセノグラファーと写真家がコラボして作る展示空間です。興味深い場所ばかりでそれぞれに素晴らしかったのですが、特に印象深かった上京区の有斐斎弘道館をご紹介します。
重要文化財である数寄屋建築の静謐な空間で、フランス人アーティスト、ジュリエット・アニェル(Juliette Agnel)の作品展が行われました。
世界各地の鉱物や植物を撮影した幻想的なシリーズ〈Dahomey Spirit〉や、ヴァンクリーフ&アーペルの提供による〈Susceptibility of Rocks〉の写真が並んでいました。 古い日本家屋という、光のコントロールが繊細な場所での写真展示は難易度が高いものですが、竹内誠一郎氏のセノグラフィー(空間デザイン)によって、作品の魅力を最大限に引き出す没入感のある空間が作り上げられていました。
歴史ある和室と現代写真が互いの良さを引き立て合う様子は、写真表現の可能性を改めて感じさせてくれるようでした。茶室のイベントでは、有職菓子御調進所「老松」がこのイベントに合わせてイメージした宝石のような和菓子が振る舞われ、まさに京都らしい!視覚と味覚の両方で作品の世界観を堪能しました。





*レポート2
堀川御池ギャラリーでは、「K-Youth × KG+ 」の企画として、「写真はどこで起こるのか ― 日韓のプラクティス、制度、社会を横断して」 というシンポジウムが行われました。 このシンポジウムは、新進作家を支援する日韓国際交流プログラムの一環として開催され、KG+プログラムディレクターの中澤有基さんがナビゲータをされ、日韓両国の写真表現の現状や、若手を取り巻く環境の変化について、韓国から写真研究者のチョン・フン先生、写真史家の甲斐義明先生、京都芸術大学の教員である堀井ヒロツグ先生、そして藤岡が登壇し、深い議論を交わしました。


*レポート3
その会場の2階では堀井ヒロツグ先生のキュレーションによる『物語に騙られない語りのために』の展示が行われました。京都芸術大学と京都市立芸術大学の学生たちが2人ずつペアを組み、ひとつの作品制作を共同するという面白い企画をされました。安易な同質化を前提しない「私たち」という単位のあり方から、友愛についての考察がテーマでした。

2.展覧会情報、お知らせ
①チュルリョーニス展 内なる星図 国立西洋美術館
2026年3月28日~6月14日
https://2026ciurlionis.nmwa.go.jp/
展示に合わせて、6月13日土曜日には、リトアニアのコンサートが東本願寺で行われます。
日本におけるチュルリョーニス― 生誕150周年記念 に合わせて、京都の東本願寺の能舞台で現代音楽アンサンブル《Synaesthesis》演奏会があります。
リトアニアを代表する芸術家ミカロユス・コンスタンティナス・チュルリョーニス(1875‒1911)は、音楽と絵画を横断しながら、深い精神性に貫かれた独自の表現世界を築き、今日においても多くの創作者に影響を与え続けています。
■コンサート
日時:2026年6月13日(土)16:00開演
場所:東本願寺 能舞台 (京都)
チケット料金: 3,000円
詳細・チケット申込: https://ciurlionis-kyoto.peatix.com/
関連展示(国立西洋美術館): https://2026ciurlionis.nmwa.go.jp/
②まなざしの奇跡日本女性写真家の冒険
2026/7/4(土)~8/26(水) ※会期中無休
会場:ヒカリエホール(渋谷ヒカリエ9F)
https://www.tokyoartbeat.com/articles/-/japanese-women-photographers-interview-202604
世界が注目する日本の女性写真家30名が渋谷に集結!記憶、身体、日常、ジェンダーなど多彩なテーマでたどるそれぞれの軌跡の展示です。
「写真」という枠組みを超え、インスタレーション、コラージュ、映像など、多様なアプローチによる作品約200点が一堂に集結します。記憶、身体、日常、ジェンダーなど、様々なテーマに向けられた彼女たちのまなざしと、創造性に満ちたそれぞれの表現。数年後に拡大移転を控えたBunkamura ザ・ミュージアムが、あらゆる個性の渦巻く街・渋谷を舞台に、「写真」を通じて問いかける本展をお見逃しなく。

③金沢21世紀美術館
コレクション展 歩く、とどまる
2026年5月23日(土)〜10月18日(日)
所在地:〒920-8509石川県金沢市広坂1-2-1
https://www.kanazawa21.jp/data_list.php?g=17&d=1854
金沢21世紀美術館では「歩く」をテーマにコレクション展があり、藤岡も参加しています。

④藤岡亜弥+田代一倫写真展「still street」
2026年5月31日(日)~6月14日(日)の水・木・金・土・日
13:00~19:00(入場無料)
開催場所:dongbaek (福岡にあるオルタナティブスペースです)
https://dongbaek25.com/
福岡市城南区別府7-1-12-102(地下鉄七隈線別府駅徒歩7分)
■スライド+トークイベント
5月31日(日)15時〜17時 藤岡亜弥×田代一倫
参加費:2000円
ご予約はGoogleフォームにご記入お願いします。

3.ステップアップを目指す方へ:公募・レビュー情報
①ニコンサロンのポートフォリオレビュー
35歳以下の若手写真家を対象とした、事前申し込み制のフォトレビューです。
(参加費は無料です)。
■2026年6月27日(土)
開催場所:ニコンプラザ東京
レビュアー:高砂淳二+藤岡亜弥
募集期間:2026年4月28日(火)~6月20日(土)
参加確定:先着順(定員8名) ※メールでご連絡いたします。
https://t.co/Zt2Op0Mog5

②第6回ふげん社写真賞作品募集
■エントリー期間:2026年6月3日(水)〜8月30日(日)18時必着
グランプリ1名には、写真集出版とふげん社ギャラリーで出版記念展を開催する権利を授与されます。
審査員特別賞3名には、奨励賞を授与いたします。
国籍、年齢、プロ、アマチュアは問いません。
10月18日(日)に東京都写真美術館・スタジオで開催する、二次選考に参加できる方に限ります。
一人一作品(シリーズ)に限ります。
参加費:5500円
選考員:飯沢耕太郎(写真評論家)、鷹野隆大(写真家)、野村恵子(写真家)、渡辺薫(ふげん社代表)、関根史(ふげん社ディレクターhttps://fugensha.jp/events/award6/

③「ふげん社ポートフォリオレビュー」
7月11日には藤岡がポートフォリオレビューをいたします。
■開催概要
ふげん社ポートフォリオレビュー 2026
第5回 レビュアー:藤岡亜弥
日程:2026年7月11日(土)13:00~16:30
レビュー終了後、アフターティーパーティ1時間あり(ワンドリンク付)
https://fugensha.jp/events/
④富士フィルムポートフォリオレビュー/アワード 2026 開催のお知らせ
富士フイルムフォトサロン 若手写真家応援プロジェクト
~ 著名写真家が作品講評、展示制作費100万円相当をサポート ~
私も審査員をしております。ぜひチェレンジしてみてください。https://fujifilmsquare.jp/portfolio_review_award/2026/entry.html

新緑の季節から夏にかけて、各地で刺激的な表現に出会える機会が重なっています。ぜひ足を運んで、みなさんの写真制作の糧にしてください。
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