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日本画コース

2026年08月04日

【日本画コース】日本画の画材 胡粉と水干絵具について

こんにちは。日本画コースの業務担当の岸本祥太です。
先日開講された【日本画II-1(水干・岩絵具併用による制作)】の授業の様子をご紹介します。

【日本画II-1(水干・岩絵具併用による制作)】は【日本画I−2(色鉛筆写生)】で描いた写生を元に作品を作ります。

授業では日本画を描くために必要な画材を一通り使用します。
これまでのブログでもいくつかの画材については紹介してきましたが、授業ではじめに使う絵具の胡粉と水干絵具について解説します。

左:胡粉 右:水干絵具



胡粉
白色系顔料。分類的には胡粉は水干絵具の一つとされます。けれど、その用途は白色の絵具としてだけではなく、下地塗りとして使われたり、胡粉と色料を混ぜて着色用として使われたりし、この混ぜた絵具を具絵具と呼びます。また墨や染料と混色して使うことを具にするとも言い、古くから使われている日本画材料の中でも重要な顔料の一つです。
いたぼ牡蠣などから作られる主成分が炭酸カルシウムの貝殻胡粉のことを主にさしています。

水干絵具
水干絵具は水簸絵具の当て字で、水飛とも書きます。天然のものは土や貝殻を砕いたものを水簸精製で不純物を取り除いて顔料としたものです。土から精製されたものも水干絵具同士混色も可能なので、自由な色彩を作り出すことができます。

授業では後藤先生によるレクチャーから始まります。
水干絵具も岩絵具同様に膠で定着させます。膠が少なすぎると定着せず、濃すぎると膠っぽい発色になるためちょうど良い量に調整して溶いていきます。
はじめのうちはどのぐらいで調整すれば良いかなかなか掴みづらいものですが、本学では先生がかなりわかりやすく実演してくれるので安心して制作に取り組めます。

初めは膠を一滴だけ注ぎ、少しづつ絵具と馴染ませます。焦ってたくさん入れすぎないことと、気持ちを込めて丁寧に混ぜ合わせていくことが重要です。

左:後藤吉晃先生



右:佐竹龍蔵先生



授業は2週にわたって開講されました。写生から草稿、墨を使って骨描き、彩色…。
完成までの道のりは長いですが、教室には常に何人かの先生がいるので困ったらいつでも質問してください。どんなことでも親身になって相談してくれます。



講評:宇都宮利佳先生



最後の講評の様子です。写生からはじまり、長い時間をかけて完成しました。
イーゼルに皆さんの作品が並ぶと、気持ちを込めて描かれたのがしっかり伝わってきます。

これからの授業で皆さんがどんな作品を作っていかれるか楽しみです。

それでは次回のブログもよろしくお願いします。

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