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グラフィックデザインコース

2026年08月07日

【グラフィックデザインコース】山で出会う、ちょっと変わったサイン

みなさん、はじめまして。
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月から業務担当非常勤を務めることになりました、菊池です。どうぞよろしくお願いいたします。

私も本学の卒業生です。普段はグラフィックデザインの仕事をしながら、休日など時間を見つけては趣味の登山を楽しんでいます。7月には北アルプスの白馬岳へ登ってきました。

今回は、その登山で出会った山ならではの 「サイン」 をご紹介したいと思います。

身の回りには 「サイン」 があふれている


ところで、みなさんは普段「サイン」 を意識して見たことはありますか?

ここでいうサインとは、標識や案内看板、トイレマークなどのピクトグラム(視覚記号)といった、視覚的な情報伝達を目的とした表示物のことです。

駅や街中、商業施設、オフィスなど、私たちの身の回りにはたくさんのサインがあります。普段は意識していなくても、それらを見ながら自然と目的地へ向かったり、必要な情報を受け取ったりしています。

グラフィックデザインというと、ポスターやロゴ、パッケージなどを思い浮かべる方も多いかもしれませんが、人を迷わせず、安全に目的地へ導くサインも、グラフィックデザインの大切な役割の一つです。

山にもさまざまなサインがある


山にも街と同じように、登山道の分岐を示す標識や目印、危険を知らせる看板など、さまざまなサインがあります。

しかし、標高が高くなるにつれて車や重機で資材を運ぶことが難しくなるため、標識を設置するにもさまざまな工夫が必要になります。自然環境に配慮しながらも、登山者を安全に導くためのデザインの工夫が随所に見られます。

ピンクテープ 


登山道では、木や岩に結ばれたピンク色のテープやリボンをよく見かけます。

これは 「ピンクテープ」 と呼ばれ、登山道のルートを示す目印です。道が分かりにくい場所や視界が悪くなりやすい場所でも、このテープをたどることで安全に進むことができます。
自然の景色の中でも目立つ色が選ばれている一方で、景観を損なわないよう、大きさや設置場所にも配慮されています。

 岩に描かれたペイントマーク 


岩場では、岩に直接描かれた赤い丸や矢印を見かけます。

これは 「ペイントマーク」 と呼ばれ、登山道の方向を示すサインです。特に木などの目印が少ない岩場では、 「このルートで合っています」 という安心材料にもなり、とても重要な役割を果たしています。

赤いベンガラ


雪渓では登山道が雪に埋もれてしまうため、赤いベンガラで進むルートを示しています。

道標となるベンガラは、赤く染めたもみ殻でできており、地元ガイドの方や山小屋の小屋番さんが定期的に撒いてくださっています。
初めて見ると、「何があったんだろう?」と驚いてしまうかもしれません。
赤い線が進む方向を示してくれるため、真っ白な雪渓でもルートを見失わずに歩くことができます。自然の中では、ほんの少しの色が登山者の安全を支えていることを実感します。

おわりに


山では、街のように大きな看板をたくさん設置することはできません。そのため、限られた資材や環境の中で、「一目で伝わること」がとても重要になります。

普段何気なく見ているサインも、 「なぜこの色なのか」 「なぜこの形なのか」 という視点で見てみると、多くの工夫やデザインの意図に気付くことができると思います。

街でも山でも、私たちを安全に目的地へ導いてくれるサイン。ぜひ身近なサインにも目を向けて、デザインの視点からその工夫や面白さを発見してみてください。


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