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和の伝統文化コース

2026年09月07日

【和の伝統文化コース】松尾大社での史料展覧会

こんにちは。和の伝統文化コースの野村です。
大学教員とはおおむね、二つの役割をもっています。一つ目がいわずもがなの教育です。わたしは日本史が専門分野なので、それに関わる科目を担当しています。そして二つ目が研究です。デザイン科・美術科の先生がたの場合は創作となりますが、芸術学科の教員は研究をしつつ、その成果を教育に反映させています。この二つの役割は密接に関わっており、教育の質を維持・向上するためにも研究を行っているともいえます。

そうしたなか、わたしは京都芸術大学の教員のほか、松尾大社の付属研究所である松尾大社文化研究所の研究員もしています。この研究所は202511月に立ち上げていただき、わたしが一人、研究員を務めつつ調査・研究に勤しんでいます。
松尾大社は長年、わたしが研究対象として調査をさせていただいているお社であり、その成果を芸術学科の学科共通専門教育科目「京都学研修2」にて松尾祭を見学したり、コースの専門教育科目の「伝統文化研修」でお社の見学を行ったりしています。市民講座の藝術学舎の履修証明プログラム「史料学」でもたびたび調査の様子や史料を活用しています。



松尾大社



調査・研究をして、その成果を授業に反映して、大学教育に活かす。という流れができています。そして成果を伝えるのは大学生だけではありません。神社の付属研究所として氏子の皆さんや、市民の皆さんにも伝える義務があります。
そこで820日から30日まで、松尾大社内において「松尾大社所蔵史料特別展覧会」を開催しました。テーマは「天下人と松尾社」とし、源頼朝・足利尊氏・織田信長・豊臣秀吉・徳川家康から松尾社へ出された古文書を展示しました。神社内で史料展覧会をするのはほぼ初めてのことで、まさに手探りのなか、神職の方々と一緒に展示を作り上げました。


展示準備中の史料



幸いにしてNHK京都、ABCテレビ、京都新聞、毎日新聞をはじめとするメディアにも取り上げて頂き、多くの方がお越しになりました。学内でも在校生・卒業生の方々が多くお越しになって、わたしもギャラリートークで説明を行いました。

本物の古文書を前にして、目を輝かせる来場者の方々や在校生たちの姿を拝見し、改めて歴史の持つ熱量と、それを広く社会へ伝えていくことの意義を強く感じました。歴史や伝統文化を学ぶ醍醐味は、単に過去の出来事を知識として暗記することではありません。遺された史料が語りかけてくる声に耳を傾け、その風土をその土地で感じながら、過去を理解することにあります。
芸術学科の三コースでは、こうした教員の研究活動をダイレクトに講義内容へと還元しています。京都という悠久の歴史・文化を持つ街そのものを広大なキャンパスとして、神社の祭礼や文化財を間近にしながら学ぶ経験は、知的好奇心を大いに刺激するものと思います。
日本の伝統文化や歴史をより深く探求してみたいという想いがあれば、今、この時点での専門知識の有無は関係ありません。ぜひ私たちと一緒に、全国どこからでも学ぶことができる通信教育で、伝統文化や歴史の息吹に触れてみませんか。京都で皆さんとともに新たな学びの扉を開ける日を、心よりお待ちしております。

和の伝統文化コース|学科・コース紹介

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