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2017年08月30日
【写真コース】「写真II-3(ライティング基礎)」スクーリング紹介
みなさんこんにちは。通信教育部 写真コースです。
7月8日(土)〜9日(日)と7月22日(土)〜23日(日)の2回にわたって、京都では「写真II-3(ライティング基礎)」のスクーリングが行われました。
この授業では、ストロボなどの照明機材を用いて、光の表現とコントロールの重要性について学んでいきます。最終的に、各々が撮りたいイメージから逆算してライティングを組み立てていけるようになるまでの思考と方法を体得するのが目標です。
まずはスタジオ撮影に欠かせない露出計の使い方を覚えていきます。ISOやカメラの絞り、シャッタースピードがどう連動していくのか、基礎的なところからしっかり学習していきます。


次に、いよいよスタジオへ移動して撮影実習です。1日目はレフランプを用いて、光と影の濃淡や配置が被写体にどのような印象をもたらすのか、さまざまな照明の比率を通して体感していきます。1:2、1:3、1:4など、メインライトとサブライトの照明比を作っていきます。

被写体とメインライトの距離を決定するまでのプロセスには、先ほど覚えた露出計の操作が必須となってきます。シャドー側にはレフ板を立て、反射光をコントロールします。

シャドー部の明暗によって印象が大きく変わってきます。メリハリの効いたライティングは男性的なイメージのポートレートなどでもよく用いられます。

2日目は、マネキンを人物に、レフランプをストロボにセットチェンジ。昨日教わった照明比を参照しながら、さまざまなライティングのパターンを実践していきます。普段は撮影する側の皆さんですが、役割をローテーションしながらモデルも体験します。撮影される側の立場に身を置いてみることで、たくさんの気づきもあったようです。

場の雰囲気を作るのもカメラマンの役割のひとつ。それぞれの持ち味が出る場面です。

グラデーションを表現するライティング。反射光と被写体の間にトレーシングペーパーを挟んで、光の質感を柔らかくします。

授業後半になっても、皆さんとても意欲的に撮影に取り組まれていました。被写体の個性を引き出すにはどういうライティングが適しているのかと試行錯誤を繰り返す学生も多く見受けられ、頭と感性をフル稼働しながらのあっという間のスタジオ実習でした。撮影されたポートレートはこのあと教室で講評となり、2日間の取り組みを皆で振り返りました。
このスタジオワークを通して、普段目に映る風景も自然光や人工光によって常にライティングされているのだと、これまでとは違う眼差しでもって向き合えるようになった方も多くいらっしゃったようです。今回学んだ光の表現が、皆さんのこれからの制作に活きていくことを楽しみにしています。
写真コース | 学科・コース紹介
7月8日(土)〜9日(日)と7月22日(土)〜23日(日)の2回にわたって、京都では「写真II-3(ライティング基礎)」のスクーリングが行われました。
この授業では、ストロボなどの照明機材を用いて、光の表現とコントロールの重要性について学んでいきます。最終的に、各々が撮りたいイメージから逆算してライティングを組み立てていけるようになるまでの思考と方法を体得するのが目標です。
まずはスタジオ撮影に欠かせない露出計の使い方を覚えていきます。ISOやカメラの絞り、シャッタースピードがどう連動していくのか、基礎的なところからしっかり学習していきます。


次に、いよいよスタジオへ移動して撮影実習です。1日目はレフランプを用いて、光と影の濃淡や配置が被写体にどのような印象をもたらすのか、さまざまな照明の比率を通して体感していきます。1:2、1:3、1:4など、メインライトとサブライトの照明比を作っていきます。

被写体とメインライトの距離を決定するまでのプロセスには、先ほど覚えた露出計の操作が必須となってきます。シャドー側にはレフ板を立て、反射光をコントロールします。

シャドー部の明暗によって印象が大きく変わってきます。メリハリの効いたライティングは男性的なイメージのポートレートなどでもよく用いられます。

2日目は、マネキンを人物に、レフランプをストロボにセットチェンジ。昨日教わった照明比を参照しながら、さまざまなライティングのパターンを実践していきます。普段は撮影する側の皆さんですが、役割をローテーションしながらモデルも体験します。撮影される側の立場に身を置いてみることで、たくさんの気づきもあったようです。

場の雰囲気を作るのもカメラマンの役割のひとつ。それぞれの持ち味が出る場面です。

グラデーションを表現するライティング。反射光と被写体の間にトレーシングペーパーを挟んで、光の質感を柔らかくします。

授業後半になっても、皆さんとても意欲的に撮影に取り組まれていました。被写体の個性を引き出すにはどういうライティングが適しているのかと試行錯誤を繰り返す学生も多く見受けられ、頭と感性をフル稼働しながらのあっという間のスタジオ実習でした。撮影されたポートレートはこのあと教室で講評となり、2日間の取り組みを皆で振り返りました。
このスタジオワークを通して、普段目に映る風景も自然光や人工光によって常にライティングされているのだと、これまでとは違う眼差しでもって向き合えるようになった方も多くいらっしゃったようです。今回学んだ光の表現が、皆さんのこれからの制作に活きていくことを楽しみにしています。
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