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空間演出デザインコース

2018年06月13日

【空間演出デザインコース】空デの世界の、はじまり、はじまり

こんにちは。空間演出デザインコース岡本です。
6月となり、夏がはじまった感じのする日差しになってきましたね。春の入学式やガイダンスも終わり、新入生も受講するスクーリングが今年もはじまりました。

空デの基礎を学んでゆく1年次のスクーリングとして、空間演出デザイン概論「スターター」と、空間演出デザインⅠ-1「デザインリテラシー」が開講されました。今日はその内容を書いていきたいと思います。

◆スターター

「スターター」は、空デの学びのスタートダッシュを支援する科目です。
通信教育の「キモ」となる自宅学習(テキスト科目)の制作体験を行なうことで、学び方を学びます。

まずは、事前に課題になっていた、履修計画を確認していきます。


自分で進めていく必要のある通信教育では、計画表をつくって進めていくことが大切ですね。
このスクーリングで、最初に取り組んだテキスト科目は「2次元ドリル」です。


オリジナルなドリルの数ページに取り組んでいきました。
デザインや図面に関わったことの無い人にも、一から学んでいける内容です。

線をひくだけとはいえ、キレイに仕上げるには技術が要りますね。


スクーリング中は、先生も見回りながらアドバイスをされています。

次に取り組んだのは「空間ファイル」。
教室の外に出て、気になる空間を探しにいきます。


空間を観察して、寸法などを測ったら、A4のシートにその空間を書いていきます。
おなじ空間を観察しても、人によって、見るポイントも生まれる文章も異なるのは面白いですね。


全員のシートを、前に映しながら、先生がコメントをしていきました。
スクーリングの楽しみは、他の人の作品を見て、いろんな視点や刺激、気づきが得られることですね。


さて次も、またまた教室の外へ。
みんなで場所を決めていきます。


場所が決まったらテープをペタペタ。


壁にも床にも。
何をしているんでしょう。


実はこれ、ある一つのポイントから見ると、キレイな三角形になるようにテープを貼っているんです。

1人がカメラを構えて、他のみんなでテープを貼る「協力作業」ですね。

スターターを通じて、みなさん1年次のテキスト科目に触れたのでした。
いいスタートダッシュを切っていけるとよいですね。

◆デザインリテラシー

次のスクーリングは「デザインリテラシー」です。

空デでは、空間(場)・モノ・コトと、領域を横断した幅広い内容を学んでいきます。このデザインリテラシーではその、空間・モノ・コトのそれぞれのワークショップを通じて、基礎的なデザインの方法や手法を学んでいくスクーリング科目です。


まずは「空間」のデザイン。
「現代の井戸端会議」というテーマで、グループごとに空間をデザインしていきます。

前のめりで話し合えていて、グループワークが盛り上がっている様子が伝わってきますね。


空間を考えるのに、寸法の感覚は必須です。
「5mってどれぐらいだろう?」、「この教室はどれぐらいだろう?」と、気になったら測ってみるに限りますね。


先生に、決まったコンセプトを伝えながらアドバイスをもらったりもしています。仲間や先生とのコミュニケーションもスクーリングならでは。
色々聞いておかないと損ですね笑


空間を考えるために、ダイアグラムやゾーニングという手法を用いて進めていきます。


それらのプロセスを経て、空間を考えたり伝えたりするために模型をつくっていきます。
模型にすると、急にイメージがわきやすくなりますね。

頭で考えていた通りに作れない部分も出てきたりしますが、それがわかったのも模型をつくったおかげ。


はじめての空間デザインで、たった半日で考えた内容ですが、10グループで計10種類、どのグループも魅力的な空間が仕上がりました。

次は、「モノ」のデザイン。

教室内で休むためのモノ(椅子)を考えました。
椅子を使う想定の人(ユーザー)は、同じグループの中の1人。その人のための椅子です。


まずはユーザーとなった人の、身体を測ったり、ヒアリングを行なったりします。
しっかりと調査しないと、その人のためのモノは生まれないですね。


教室内で使うということで、どこに置くのが良いのか、どこが見晴らしがいいか、などを探すグループもありました。良いですね。


そうして集まった情報から、アイデアを出していきます。
どのチームも模造紙がどんどん埋まっていきました。すごい!


コンセプトが決まったら、あとは手を動かしていきます。
紙粘土の模型で、みんなであーだこーだと言い合いながら、モノが具現化していきます。


みんなで発表するためのシートを仕上げて、合評です。
どのチームもまとまったシートで、これまたそれぞれに特徴のある魅力的なモノがデザインできました。

最後は「コト」のデザイン。

コトのデザインは、ひとりひとりがブランディングデザインに取り組みました。
自分のまちの名物を紹介するポスターを作ります。


ここでも、まずは調査です。
Webを使って情報を得て、それぞれの名物を紹介するポスターをつくりました。


Illustratorにはじめて触れる方もおられる中、レクチャー後には42人の受講者の42通りのポスターが生まれました。
一つとして同じポスターは無く、ブランディングデザインの一片に触れられたことと思います。

こうして1年次スクーリング「スターター」と「デザインリテラシー」を無事に終えました。

この2つのスクーリングは、いわば空デの入り口。
さあ、「スターター」の感覚が残っている間に自宅学習テキスト科目(TW科目)をがんばってみましょう。
また「デザインリテラシー」で学んだデザインのプロセスは今後の全ての学習で触れる大切な内容です。しっかり振り返っておきましょう。
では、お疲れさまでした。

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