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洋画コース

2019年03月19日

【洋画コース】洋画Ⅰ-2(石膏木炭デッサン)

梅雨模様の空の下、6月8日(金)~10日(日)の3日間、京都にて1年次の石膏木炭デッサンのスクーリングが行われました。参加者は26名、初日と最終日の午後に西垣肇也樹先生も来てくださいました。

朝、教室に入っていくと、すでに石膏像の前に椅子を置いて眺めながら、描く気満々の皆さん。はやる気持ちをいったん静めて、まずは相手を知るところから。

「ラボルト像」こう見えて女性像です。



「メジチ像」男前です。



今回はこの2つの石膏像を3日間かけて描きました。
石膏像の来歴や、木炭の使い方を、西垣先生のデモンストレーションも交えながらレクチャー。

クロッキー帳でエスキース。形は?明暗は?確認しながら。

いよいよ木炭紙で描き出し。

大きさ、形のバランスは… 手を止めて見直してみる。

光の当たり具合や、描く角度などエスキースをしながら、描く場所を決定。メジチの顔の角度や首のライン。ラボルトの量感やフォルムの力強さ。それぞれの魅力を感じ取りながら描き出しました。

全体のバランスをみながら形を探って。

面の向きを意識しながら形を確認。

画面に大きく配し、何回も見直しながら形を確認。う-ん。なかなか難しい。

26点並べて。



1日目。描き終えて全体総評。
自分が描いたデッサンを離れたところから、また他の人の作品と並べて見ることで、形や大きさなどを見直し、翌日の制作へつなげます。

明暗を置きながら面の向きを確認。

石膏像の下にデッサンを並べて見比べてみる。

西垣先生に的確に指摘してもらう。



2日目、3日目は、木炭で描いたり押さえたり。
途中で形の違いに気づき、木炭を払ってもう一度形をとり直したり、なかなか画面に木炭を乗せられず苦労しておられた方も、思い切って強く描いてみたら意外とうまく調子が出てきたり…だんだんと目前の石膏像が、画面に表れてきました。

メジチがずらり。



ラボルトもずらり。



順に1点ずつ講評。



最終日の講評。自分の作品について、また人の描いたものについてもコメントをして3日間の制作を振り返りました。
石膏像を木炭で表現することの難しさを発言された方も多かったのですが、3日間、熱心に向き合って描き続けたことにより、皆さんの目の中に、フォルムや明暗を見る力がずいぶん鍛えられたように感じました。また、光の方向(斜めからの光、逆光等)が、描く上でとても大切なポイントであることを感じた3日間でもありました。

3日間お疲れさまでした。

古野恵美子

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