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建築デザインコース

2018年07月08日

【建築デザインコース】名作住宅の模型をいきなりつくってみる

皆さん、こんにちは。本日は、建築デザインコース1 年次スクーリング「立体表現」の東京外苑キャンパスでの授業の様子をお伝えします。

「立体表現」って、何でしょう。ここでは、「模型」を立体表現として模型作りの基礎を、ルイス・カーンという近代建築の巨匠の名作住宅「フィッシャー邸」を題材に取り組みました。フィッシャー邸は美しく、そして住み心地がよさそうな木造の住宅です。



フィッシャー邸
https://en.wikiarquitectura.com/building/Fisher-House/

スクーリングは土日2日間で行いますが、事前課題(自宅学習)を含め、なんと2つも建築模型を完成させます。ほぼ全員が初心者ですが、事前課題の映像教材などを参考にスクーリングで制作のコツも学ぶことで、ここまで完成させることができます。



事前課題のキューブ制作


フィッシャー邸の敷地とボリューム模型S=1/200



 



フィッシャー邸模型S=1/50

スケールの異なる2 つの模型をつくることで、
・模型のつくり方
・縮尺と模型表現
・模型の役割
を主に学びます。

1クラス約25名で2クラス同時開催、約50名の学生が模型づくりに挑戦しました。自宅で、取り組んでわからなかったことなどを克服しながら、美しく、そして、効率的につくるコツも一緒に、学友とともに学んでいきます。



スクーリングの様子



ポイントの板書



細かな作業はピンセットで


模型制作の必需品(スコヤと30°刃カッター)


模型を壊さずに持ち帰るための箱も制作します

最後は、講評会です。
お互いに投票して、良い点や気になったことを話したり、教員よりコメントをもらったりします。同じものをつくっているはずですが、仕上げ材や樹木の表現などで約50通りの異なる表現を見ること、他者の意見を聞くことで、スクーリングならではの学びが生まれます。


講評会の様子





まとめの講義

ちなみに、荷物はこんな感じです。
飛行機で参加の学生もいますが移動は大変です。でも、これは小さい方!卒業制作の時期は、この何倍もの模型を持ってスクーリングに参加します。卒業制作に向けて頑張って、と心の中で声をかけます。


いかがでしたでしょうか。
1年次のスクーリングでは、主に、図面の描き方や模型のつくり方などの基本的技法を学ぶと共に、名建築を知ることで建築の設計とはどういったものかの大枠を知り、そして住宅の設計課題にも取り組んでいきます。

 

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