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建築デザインコース

2018年09月07日

【建築デザインコース】「ドローイング」手で描くこと

みなさん、こんにちは。通信教育部、建築デザインコースです。

まだまだ厳しい暑さが続いた825()、26()に、東京外苑キャンパスにて「環境デザイン[建築]-2「ドローイング」の1年次スクーリングが開講されました。今回はその様子をお届けします。



「ドローイング」のスクーリングでは、2日間に分けて静物スケッチやフリースケッチ、ヌードクロッキーを行います。

ここでは、手描きでのドローイングの練習を重ねることで、建築空間を二次元で表現する際に使用する2つの描画法「パースペクティヴ(透視図)」と「アクソノメトリック(軸測投影図)」の基礎を学んでいきます。

今まで全くと言っていいほどデッサンをしたことのない学生さんたちが不安を抱く中、ベテランの講師陣が丁寧に授業を進めていきます。



初心者にとっては、形を捉えることはもちろん、さまざまな素材、色、大きさの立体物モチーフを、紙の上で鉛筆のみで違いを表現していくのは、これがまた意外と難しいのです。

そこで有効なのが、3次元のもの(モチーフ)を写真に撮って白黒印刷し、2次元に落とし込んでから、それを参考に描くこと。そうすることで、濃淡やパース感が目で見て分かりやすくなり、確認しながら描き進めることができます。

理解できてくると徐々にスピードもあがってきたようです。



今の時代、パソコンを使ったCGなどが浸透する中、手描きは必要なの?と思われる方もいるかもしれません。

もちろんCGなどの表現では、写真と見間違えるほど実物に近い状態を描くこともできます。
ただ、体験した空間の様子や頭にうかんだ構想を手早く描き留めることや、頭の中で考えていることをその場でスピーディーに他者に伝えるためには、やはり手描きのスケッチはとても重要と言えるでしょう。



2日間のスクーリングを終えた学生さんたちからは、「デッサン自体が初めてなので不安だったが、楽しむことができた。」という声をたくさん聞くことができました。

手描きということに苦手意識を持たずに、これからも楽しみながらどんどん手を動かしていってほしいです。

 

番外編





 

今回のスクーリングを担当された先生の持ち歩いているスケッチブック。

こんな風に、手描きで自由自在に描けるって素敵なことですよね。

 

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