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グラフィックデザインコース

2018年09月26日

【情報デザインコース】「観察」を極めてアイデアの視野を広げよう

こんにちは。今回は東京・外苑キャンパスで8/4-5に行われたスクーリング科目「情報編集1」の授業の紹介をします。

この授業では、「どんな些細なことからでも学びを見つけよう」というテーマのもと、物事を多様な角度から観察してアイデアの幅を広げることに重点を置いています。その為、グループワークで他人とディスカッションしたり、意見をまとめて発表したりする機会が多いのが特徴です。
学生さんの中には、今年卒業制作に取り組む方もいるので、この授業で行う積極的な人との意見交換や作品を視覚化させるプロセスなどは、重要な足がかりになると言えるでしょう。





初日はアイスブレイクも兼ねつつ、ちょっとしたゲームから。自分達で話し合って共通点を見つけ、その場で即席の小さいグループを作ります。
この授業は、イラストレーションとグラフィックデザイン両クラスが一緒に学ぶ、数少ない貴重な場でもあり、この時点ではまだ他クラス同士でのコミュニケーションは探り探りな雰囲気も見えました。







その後、アイデアを生み出す際に欠かせない「観察」「リサーチ」の重要性や、発想に結びつける為のプロセスなどを講義で解説してもらいました。

実際に学生さんの中でもアイデアが中々浮かばなかったり、もっと発想の幅を広げるにはどうしたらいいかと悩まれている方が毎年いるので、このように自分の中である程度行程が見えていると、アイデア出しのコツも掴めてくるのではないでしょうか。









そして先ほど講義で学んだことを生かしながら、本課題である「付箋」を「観察」して、グループ内で話し合い→その意見をまとめてグループごとに発表→他グループの意見も踏まえてまたグループ内でディスカッション→また発表と、考察と意見交換の行程を繰り返しながら最終的に「付箋とは◯◯である」と言える着地点を見つけます。

見つけた方からそれをビジュアル化する作業に入り、意図をわかりやすく伝えるには媒体は何を選べばいいのか、平面でポスターみたいなものがいいのか、それとも映像にしてストーリーがある方がいいのか、、個々で頭を悩ませます。

 

そして2日目。

自宅に持ち帰って制作を進めてきた方もおられ、2日間で取り組むにはなかなかハードな課題ではありますが、個性も様々な楽しい作品が出揃っていました。





講評の際にも付箋を使い、第三者の目で見たときに意図がわかる作品には青色のものを、個人的に魅力的だと思う作品には赤色のものを皆に貼ってもらい、なぜそう思ったのかも聞きながら進行しました。







アイデアを視覚化させる事と、それをビジュアルコミュニケーションとして見る者に意図を伝えられるかが、この課題の2大ポイントでした。イラストレーションクラスとグラフィックデザインクラスで作品のアウトプットの仕方も違い、今回の授業で双方にいい刺激と交流が出来ていたのも良かったと思いました。

お疲れさまでした。

情報デザインコース非常勤講師 山崎

 

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