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空間演出デザインコース

2018年11月24日

【空間演出デザインコース】遠足でも大学でも自宅でも、デザインを学ぶ

こんにちは。

空間演出デザインコース岡本です。

この秋も、空間演出デザインコース、通称「空デ」では、毎年恒例のエクスカーションに行ってきました。

◆エクスカーション

エクスカーションというのは、共同で行う野外調査だとか、体験型のフィールドワークといった意味合いがあります。いわば「学習につながる遠足」といったイメージでしょうか。

遠足のように楽しみながら、屋外でいろんなことに触れて学習していきます。



毎年行き先は異なりますが、今年は滋賀県の信楽でした。

113日(土)に、石川や静岡、広島といった遠方からも集った20人ほどで、陶芸のまち信楽を足が棒になるまで一日じっくりと見学・堪能してきました。



信楽焼のたぬきと一緒に電車に揺られて信楽駅に向かいます。まず最初に訪れたのは陶芸の森です。



陶芸の森では、大学院の先生でもあり、陶芸の森の館長でもある松井先生から、信楽の土の特徴や窯の構造などのお話を伺いました。

そのまま創作研修館の中も説明いただきながら見学することができ、ものづくりの現場を感じることができました。



その後は、空デと特に関わりの深い場所を巡っていきました。

上田先生がリノベーションに関わられた文五郎倉庫では、文五郎窯の奥田文悟さん、奥田章さんに直接ご説明いただいたり、制作現場も見学させていただきました。



空デとも繋がりの深い「暮らしの道具」について貴重なお話を伺えましたし、既にある空間をデザインの力で魅力的に再生することも目指している空デにとって学びの深い場所でしたね。

その後自由行動もありながら、いろんなところを巡ったボリュームたっぷりの一日。

消化しきれないほどのインプットがありましたが、学んでいるデザインに結びつけながらがんばっていきたいですね。

 

さて、学内に目を向けると、この秋に開講されたスクーリングとしては、「デザインプロセス」がありました。

◆デザインプロセス

デザインプロセスは、ライフスタイルを分析し、空間デザインに取り組む課題です。



まず一冊の雑誌を選ぶところから始まります。

そして、その選んだ雑誌の「愛読者層」に向けたデザイン提案を行なうという面白い課題内容です。

雑誌の愛読者の人たちにとって魅力的なデザインとするために、「分析・コンセプト・デザイン方針・デザイン制作・プレゼンテーション」と、デザインの一連の流れを学ぶことができる授業です。

「なんとなく」じゃない魅力的で説得力のあるデザインにするために、どんな考え方や進め方をしていくものなのかをしっかりと学んでおきたいですね。



ターゲットの人たちに向けての、魅力的な収納や寝室について考えていきます。

まずはスケッチでイメージを膨らませたり、具現化したり。



具体的に考えて図面に落とし込んでいくと、イメージが伝わるようになってきますね。



どうやって伝えれば伝わりやすいかを考えながら、プレゼンテーションのシートをつくっていきます。



プレゼンテーションの後は、先生からそれぞれに対する講評と、全体の講評があって、2日間のスクーリングは終了です。



そして最後は、やっぱり色んな人の作品を見るのが楽しいし、刺激になったり参考になったりしますよね。ある意味で一番盛り上がる時間でしょうか。ボリュームたっぷりでしたが、どれも力作ぞろい。2日間、お疲れさまでした。

 

さて、このデザインプロセス、今年は「メディア授業」も開講されました。

◆デザインプロセスのメディア授業

今年2018年度は、デザインプロセスの授業が、京都と外苑のスクーリングだけではなく、「メディア授業」としても行われました。この記事ですでにご紹介したスクーリングは、京都の瓜生山キャンパスや外苑キャンパスに、実際に来て受講する対面的な授業です。一方の、このメディア授業というのは、メディアを利用して離れた場所から受けることができるという形式の授業です。与えられた条件の内容を、決められた期日までに事前課題や作品として提出しておいて、Webを利用したテレビ会議のようなシステムで、みんな集まった状態でオンライン上で先生からのチェックやアドバイス、講評が入ります。

このデザインプロセスのメディア授業では、「オンラインWeb面談」と「オンラインWeb講評」の2回、日程を合わせてテレビ会議のオンライン上で受講者が集い、顔を合わせる機会があります。



複数人でのテレビ会議なので、他の人の作品も見ながら進めていくことができるのは嬉しいポイントですね。

 

以上、「エクスカーション」と、「デザインプロセス」授業のご報告でした。

授業内で出てきた言葉、「デザインには理由がある。」デザインを学ぶ者として、意識し続けておきたいですね。

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