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歴史遺産コース

2018年12月21日

【歴史遺産コース】入学説明会がスタートしました。

こんにちは。教員の野村です。

今回は12月9日に瓜生山キャンパスで行った入学説明会の様子をご紹介したいと思います。

 



 

入学説明会は、学科やコースのカリキュラムを紹介するのではなく、どんなことが学べるのかという、学びの入り口を体験していただきます。

今回、歴史遺産コースでは「史料に触れてみよう」ということで、歴史を知るタネである史料について考えながら、実際に触れていただきました。

 

大河ドラマや、小説、漫画、ゲームと、歴史に関わるものは様々なジャンルにあり、日常生活にあふれています。歴史好きの方も多いと思います。

ただ、大学では歴史を単に知るだけではなく、自身で紐解き、誰も知らない歴史的な事象を発見したり、考察していただきます。つまりは「研究」です。

この歴史を紐解くために必要不可欠なのが、古文書などをはじめとする、その時代に作成された歴史資料です。

 

せっかく読んでいただいているので、ちょっとした質問について、お考えいただけますか。

いまご紹介した歴史資料。どれくらい前のものから、歴史資料と呼ばれると思われますか。

 







 

はい。時間です。

 

正解は「いま」から呼ばれうるといっていいでしょう。

我々が、いま使っているモノすべてが歴史資料になり得るのです。手紙などはいうに及ばず、今使っているシャープペンシルや消しゴムも遺していくと、平成の時代を知る歴史資料となるのです。

歴史遺産コースでは、さまざまな歴史資料の調べ方や意味を学び、次の世代へ遺していくための方法を知ることができます。

 

あ、話がそれてしまいました。

史料についてお話しましょう。

史料とは紙に文字が記された歴史資料のことを指します。

 



 

このようなものたちです。

今回の説明会では中世のものや近世のもの、近代のものを、お越しいただいた方に開いて見てただきました。

今の時代でも、すべての持ち物を未来に遺せるわけではありません。部屋のキャパシティや、遺したくないもの、消耗品など、必要に応じて廃棄されたりしていますよね。

 

翻って古い時代の史料も同じで、おじいちゃん・おばあちゃん、お父さん・お母さん、自分。そして子どもや孫へと、必要なもの、大切なものが、語り継がれて遺されてきました。

まさに古えの人たちの想いが詰まっているのが史料と言ってよいでしょう。

ただ古いものは、手荒に扱うとすぐに壊れたり破けたりしてしまいます。

歴史遺産コースでは、史料の内容を理解するカリキュラムはもちろん、開き方、扱い方、調査の仕方や保存修復まで体系的に学びます。



 

一つ一つの史料には、内容や、伝来の過程など、語り尽くせない面白みがあります。

冒頭で書いた、ドラマや小説、漫画やゲームは、いわば自分ではない、他者が史料や研究論文を読んで解釈してパッケージにした歴史に過ぎません。

また、研究ではないのでフィクションもよく差し挟まれます。

 

歴史遺産コースでは、学問として、歴史を体系的に学びます。

人から伝え聞く話ではない、それぞれの学生が、御自身で歴史資料を紐解き、歴史を発見する愉しみを学ぶことが出来ます。

教員は歴史を調べ・知る愉しさを知っていますので、この愉しさを入学説明会で何とかお伝えしたいと思い、お話をさせていただいています。

 

これから4月の新年度入学に向けて、毎月、京都と東京で説明会を実施します。

1月は一日体験入学ということで時間を拡大して学ぶ愉しさを体験していただきます。

歴史に興味がある、学んでみたいと思われた方はぜひお気軽にお申し込み下さい。

1日体験入学のお申込はこちらをクリック!

 

歴史遺産コース|学科・コース紹介

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