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2019年01月18日
【陶芸コース】黒田村アートビレッジにて~黒陶焼成~
今回の陶芸コースのブログは、少し前になりますが、昨年11月に行った大学院と卒業制作の黒陶焼成について紹介します。場所は黒田村アートヴィレッジで、この時は中野悟朗先生が研究されている野焼焼成にも何人かの人が参加しました。

黒陶の焼成窯です。すでに窯詰は終わり、隙間を埋め、温度計のセットも完了しました。
焼成は灯油を使うロータリーバーナーで行います。一回の焼成に約35リットルほどの灯油を使いました。
600度になってからバーナーの火を止め、松脂を2キロと350㏄の空き缶に水を入れたものを10本投入します。すぐに松脂が燃えてすすが発生してきます。窯の隙間から漏れる煙を泥や土でふさぎます。
翌日、窯出しです。入口を覆っている土を取り除きます。
レンガを取り除いていくと真っ黒になった作品が出てきました。黒陶は素焼きの素地にすす(カーボン)が吸着してできる焼き物です。
焼きあがった作品たち。半乾きの時につるんとした石やスプーンで、てかてかになるまで磨いておくと黒光りする焼き物になります。赤いのは低火度釉が塗ってあったところで、釉があると黒くはなりません。
この日は中野先生が自ら考案した窯での野焼きも行われました。窯は2タイプ作られ、うまく焼成できるか検討されました。
こちらはトタンで囲ったもの。

こちらはレンガを積み上げたものです。

もみ殻を投入し火をつけると、くすぶるように徐々に温度が上がっていきます。

わらをまくことで備前焼のような効果が出るかも?
焼成が終わり、トタンで蓋をします。
焼成が終わった窯の中。
レンガを外していくと作品が出てきます。

なんだか不思議なものが出てきました。

少し発掘現場のような感じですね。今回の結果はどうだったのでしょうか。
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この日は中野先生が自ら考案した窯での野焼きも行われました。窯は2タイプ作られ、うまく焼成できるか検討されました。
こちらはトタンで囲ったもの。

こちらはレンガを積み上げたものです。

もみ殻を投入し火をつけると、くすぶるように徐々に温度が上がっていきます。




レンガを外していくと作品が出てきます。

なんだか不思議なものが出てきました。


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