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和の伝統文化コース

2019年01月16日

【和の伝統文化コース】卒業生紹介 和のしづく

通信教育部のパンフレットでは毎年卒業生の方に直接お会いして在学時のお話をお伺いしていますが、その内容をこちらのブログでも紹介いたします。

本日は和の伝統文化コース。このコースで触れる本物とは。



「通信って、添削講座のようなものかと思っていたら、大違いでした」と屈託なく笑う柳澤さん。煎茶を習って十数年、ひとに教える身でもありながら、いちから学生となる道を選んだ。「お手前のかたちなどを、お稽古ごととして身につけていくうちに、もう少し深く、歴史や成り立ちから知りたくなって」。他にも、茶道や花道、書、表具など、和とつながる学びはさまざま。「ひととおり教わって、自分のやってきたことを、より豊かにしたいと思ったんです」。まさに期待どおり、それ以上に、本物にふれて知を深める体験を手に入れた。

普段は立ち入れない伝統の表舞台から、その裏側まで見られる学外スクーリング。各界の達人や専門家による、熱のこもった講義。「道を極めておられるからこそ、教えがわかりやすく、核心をついているんです」。さらにテキスト学習でも、目に見える成長を実感できた。「最初は全然埋まらなくて悩んでいた1000字以上のレポートが、いつの間にかサラサラと書けるように」。学生の目線に立った丁寧な指導が、書く苦悩から喜びを引き出してくれたという。「テキスト科目で陶芸史を学んでから、これまで素通りしていた焼き物の展示も、じっくり見るようになりました。わかるって、単純に楽しいですよね」。

かくして、最後は何万字もの卒業論文をまとめあげ、卒業を果たした柳澤さん。「すっかり学びぐせがついたようで」いまは花道や着物について、座学を含めてじっくり学び直しているという。先達が長年かけて築いた知をわけてもらい、自らの調査と思考を重ね、文章として練り上げる。そうして身にしみ込ませた学びの技は、簡単には色あせない。「これからは、たくさん教わってきたことを、伝えていく側にもなりたいですね。教えることで、私もまた勉強できるから」という柳澤さん。自分の内から、次のだれかへ。心を込めて注がれる一滴は、豊かな波紋を広げてゆく。



柳澤 ゆり子さん
和の伝統文化コース(3年次編入学)’17年度卒業 神奈川県在住 45 歳

和の伝統文化コース|学科・コース紹介

 

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