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2022年11月01日
【和の伝統文化コース】スクーリング「伝統文化実践II-4(茶の文化)」のご紹介

こんにちは。和の伝統文化コースの雨宮です。
今回は、本コースの「伝統文化実践II-4(茶の文化)」という授業について、ご紹介したいと思います。
本コースには、日本の幅広い伝統文化(花・茶・書・香・能・歌舞伎・日本舞踊・着物など)に触れる授業が開講されています。
「伝統文化実践II-4(茶の文化)」は、茶の湯の歴史・茶人の手紙の解読を学び、さらに茶道具の制作・茶会の企画参加を通して、茶の湯文化を多角的に学ぶことを目的とした授業です。
土曜日と日曜日の2日間で授業が開講しました。初日はZoomを用いたオンラインで行われ、2日目は東京の外苑キャンパスの教室にて茶杓制作を行いました(京都で開講される茶の文化の授業もございます)。
初日には、竹本千鶴先生による茶人の歴史や、珠光・紹鷗・利休の茶の湯の世界についてお話頂きました。そして茶人の手紙を解読するワークショップも行いました。


竹本千鶴先生のご著書です。
二日目には、渡貫修央先生と竹本先生に外苑キャンパスにお越しいただきました。
最初に渡貫先生から「茶杓」の構造、竹の削り方、銘の付け方について、実演付きで解説いただきました。

渡貫先生の実践の様子です。
その後、学生のみなさんと制作を開始しました。皆さん、渡貫先生のアドバイスを頂きながら、茶杓を削り、筒に銘を付けました。受講生全員、無事に作品が完成しました。完成後は、作品鑑賞を行い、授業の振り返りをしました。制作中は時には真剣に、時にはクスクス笑い声が聞こえる、楽しい時間だったようです。

制作中です。竹に鉛筆で下書きをしてから削ります。

こちらは完成した作品の鑑賞会です。
お二人の先生からは、「ご自身で制作された茶杓を使って、ぜひお茶を点ててみてください。使い心地を感じてみてくださいね。」とお話がありました。
和の伝統文化コースでは、伝統文化を広く学び、実践や体験を通し、伝統文化のあり方を考えていきます。茶道や華道などの経験がなくても、学びを深めていける授業がたくさんあります。
また、今後入学をお考え中の方は、ぜひ11月の体験入学や12月からはじまる入学説明会に、お気軽にご参加くださいね。
和の伝統文化コース一同、お待ちしております。
▼11月オンライン体験入学開催します!(無料/先着順)


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