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2019年01月25日
【文芸コース】卒業生紹介 文芸が開いた新しい扉
通信教育部のパンフレットでは毎年卒業生の方に直接お会いして在学時のお話をお伺いしていますが、その内容をこちらのブログでも紹介いたします。
本日は文芸コース。文芸コースの学びから開かれた扉の先には。

「この2年間の学生生活で、本当に人生が変わった」と、力強く語る譽田さん。卒業後に執筆した〝土偶〞の入門書が、同ジャンルでは異例の売れ行き。現在も次々に新作を手がけ、メディアからも注目されはじめている。入学前から企業の広報部で宣伝文などを書いていたが、誰かに文章を教わった経験はゼロ。「知人にすすめられて、軽い好奇心で跳び込みました」。
入学してまず驚いたのは、クラスメイトの読書量。「追いつかなきゃ、という思いと課題をこなすため、人生で一番、本を読みましたね」。そこで、自分からは手にしない本が新たな世界の扉を開いてくれることを知った。「後の執筆活動を支える本にも出会えました」。さらに意外だったのが、学びの幅広さ。「作家だけじゃなく、研究者や編集者の話も聞ける。それぞれの立場から、文芸のリアルな世界を教われて、すごく貴重な体験でした」。やがて、共通科目の授業で興味のあった「考古学」を選んだことが、譽田さんの運命を大きく動かす。「先生の話がすごく面白くて、授業終わりに『私、土偶の本をつくりたいんです!』と、いきなり告白したんです」。親身な先生のおかげで、さまざまな専門家と出会い、5〜6 年かけて本の出版にこぎ着けることができた。
また、文章を書くスキルにおいても得るものがあった。「あまり長文を書いた経験がなくて。400字から800字、1600字と、少しずつ長文に慣れさせるカリキュラムは、巧みだなと感心しました」。「作家である先生方の赤裸々な苦労話をうかがって、やはり創作は尊い仕事だと感動。入学したときはまったく頭になかったけど、いつか、物語を書いてみたいと思っています」。この大学で未知の本と出会い、人と出会い、それを生かす自らの努力で、運命をつかんだ譽田さん。新しい夢との出会いが、またつぎの扉を開いていく。
譽田 亜紀子さん
文芸コース(3年次編入学)’12年度卒業 奈良県在住 42 歳
文芸コース|学科・コース紹介
本日は文芸コース。文芸コースの学びから開かれた扉の先には。

「この2年間の学生生活で、本当に人生が変わった」と、力強く語る譽田さん。卒業後に執筆した〝土偶〞の入門書が、同ジャンルでは異例の売れ行き。現在も次々に新作を手がけ、メディアからも注目されはじめている。入学前から企業の広報部で宣伝文などを書いていたが、誰かに文章を教わった経験はゼロ。「知人にすすめられて、軽い好奇心で跳び込みました」。
入学してまず驚いたのは、クラスメイトの読書量。「追いつかなきゃ、という思いと課題をこなすため、人生で一番、本を読みましたね」。そこで、自分からは手にしない本が新たな世界の扉を開いてくれることを知った。「後の執筆活動を支える本にも出会えました」。さらに意外だったのが、学びの幅広さ。「作家だけじゃなく、研究者や編集者の話も聞ける。それぞれの立場から、文芸のリアルな世界を教われて、すごく貴重な体験でした」。やがて、共通科目の授業で興味のあった「考古学」を選んだことが、譽田さんの運命を大きく動かす。「先生の話がすごく面白くて、授業終わりに『私、土偶の本をつくりたいんです!』と、いきなり告白したんです」。親身な先生のおかげで、さまざまな専門家と出会い、5〜6 年かけて本の出版にこぎ着けることができた。
また、文章を書くスキルにおいても得るものがあった。「あまり長文を書いた経験がなくて。400字から800字、1600字と、少しずつ長文に慣れさせるカリキュラムは、巧みだなと感心しました」。「作家である先生方の赤裸々な苦労話をうかがって、やはり創作は尊い仕事だと感動。入学したときはまったく頭になかったけど、いつか、物語を書いてみたいと思っています」。この大学で未知の本と出会い、人と出会い、それを生かす自らの努力で、運命をつかんだ譽田さん。新しい夢との出会いが、またつぎの扉を開いていく。
譽田 亜紀子さん
文芸コース(3年次編入学)’12年度卒業 奈良県在住 42 歳
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