PHOTO

PHOTO

染織コース

2019年01月25日

【染織コース】3年次スクーリング沖縄産地研究

こんにちは、染織研究室の高木です。

めっきり寒くなりましたね。お元気でお過ごしですか。

今日は少しでも暖かい風景をと思い、昨年の11月に開催された「染織V-5 沖縄産地研究」スクーリングの様子をご紹介します。

 

この科目では、博物館や工房を見学し、ワークショップを通して沖縄の工芸について学びます。

まず県立博物館の見学です。学芸員の方から琉球王朝についてお話を伺います。染織は王家の人たちの衣裳や贈り物に使われました。

移動し、いよいよ芭蕉布会館にお邪魔します。

芭蕉の畑です。芭蕉は畑で栽培されています。切り倒した芭蕉の茎から繊維を取り出します。外側の粗い繊維は太い糸で帯やインテリアの用品に、内側の細い繊維は着物に使われます。 芭蕉布会館を後にし、次はやまあい工房にお邪魔します。やまあい工房にて琉球藍の泥藍(どろあい)製造見学と琉球藍の色見本を作ります。

泥藍を作っているところです。藍の成分を攪拌しているところです。すごい色素の量です。次に染色実験です。発酵建(はっこうだて)の藍甕(あいがめ)に実験布を浸けていきます。藍は空気酸化で発色します。何度も繰り返すうちに濃い色になっていきます。水洗いを行い、完成です。端のものはまだ酸化が進んでいますね。とても美しい、透明感のある藍色が染まりました。

 

他にも紅型工房や首里織の工房見学、苧麻から繊維を取り出すワークショップなど盛りだくさんの内容です。沖縄の工芸、特に染織の分野はにほんでもここにしかないというものが沢山あります。

琉球王朝から続く染織の歴史を体感したスクーリングでした。

 

染織コース | 学科・コース紹介

染織コースブログ

この記事をシェアする