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空間演出デザインコース

2019年02月05日

【空間演出デザインコース】卒業制作のラスト

大学生活の中で、一番楽しい授業を考えてみると、それは4年次科目の卒業制作だなと思います。その分もちろん大変な科目でもあるわけですが、充実しているのは間違いありません。

こんにちは。空間演出デザインコース 岡本です。今日は「卒業制作」の一部をレポートしていこうと思います。



通称「空デ(くうで)」で親しまれている空間演出デザインコースは、「空間」を中心として様々なことを学ぶコースです。

一番学ぶ範囲が広いコースではないでしょうか。

 

「人」を軸に「空間」をとらえると、様々なことがデザインの対象となります。いまここにいる空間も、ここにあるモノも、しているコトも。

いろいろな領域を横断しながら「デザイン」について考え、学び、実践していくコース、それが空デです。

 

そんな広い領域を対象として学ぶ学生の興味は、ひとりひとりがバラバラです。卒業制作は「自分でテーマを決めて」デザインを深めていくもの。

 1月最後の週末には卒業制作のスクーリングが行われました。



卒業制作は一年間をかけて取り組む科目で、大学に来るスクーリングだけでも卒業制作1〜卒業制作6までの6回があります。

この日のスクーリングは「卒業制作6」。卒業制作の最後のスクーリングです。最後のスクーリングは「最終審査」。

一年間をかけて取り組んできたデザインに関して、プレゼンテーションをおこなって審査会が行われるものです。



まずは、審査のための準備です。

あいにくの大雪でしたが、より伝わるように展示をしたり、プレゼンテーションの練習をしていきます。

業者の方と組み立てていくような、とても大きな作品の方もおられます。

 



 初日に準備が終わり、2日目がいよいよ最終審査の本番です。



審査員の先生は、普段の卒業制作担当の先生方に加え、審査の日だけいらっしゃるゲスト審査員の先生方もおられます。



最終審査は、空デの在校生や卒業生は聴講することができます。今年も多くの在校生や卒業生が教室に集まっていました。



東京会場の様子



プレゼンテーションは、京都と東京をカメラで中継して行われます。離れていても、リアルタイムに京都の作品も、東京の作品も見ることができます。



プレゼンテーションの後には、質疑応答の時間もあります。

先生方からの質問にもスラスラと答えることができるのは、一年間しっかりと内容を深め、自分の頭で考えてきたという成果ですね。



真剣な審査会ですが、ところどころ笑いが起こったりもしていました。

デザインを通じて、人を喜ばせたり、人を幸せにするためには、まず自分が楽しまないと!という空デの教えが伝わってくるようです。



その教えの通り、楽しい作品では、率先して先生方が楽しんでおられますね笑



人によって、より良くしていきたい「空間」の定義はさまざま。本当にバラエティにとんだ作品が見受けられました。



そうして、審査も無事に終わり、最後は先生からの総評がありました。

 

卒業制作というのは、授業としての締めくくりではありますが、これで終わりでありません。卒業をしても、自分でテーマを決めて取り組んだこの卒業制作の活動やデザインは、これから改良したり、社会に実践していったりすることで、きれいな花がどんどん開いていきそうです。



さて、こうして空デの卒業制作スクーリングは終わりましたが、これからは展示に向けての動きが始まります。

通信教育部にも、卒業制作展があります。310日(日)〜17日(日)、京都の瓜生山キャンパスに、全国からの作品が集まる卒業制作展です。

airUキャンパス>お知らせ>2018年度 京都造形芸術大学(通信教育)卒業・修了制作展の開催について

https://air-u.campus.kyoto-art.ac.jp/news/detail/1519/

領域を横断しながらデザインする空間演出デザインコースは、本当にいろいろな種類の作品が展示されます。

ぜひお越しいただいて、実際の作品をご覧になってください。とても楽しい空間になっていると思います。

 空間演出デザインコース| 学科・コース紹介

 

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