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染織コース

2019年06月18日

【染織コース】卒業制作スクーリング紹介

皆さんこんにちは。染織コースの久田です。6月に開講された卒業制作スクーリングのうち、織物に取り組んでいる様子をご紹介します。

草稿



4月の初回スクーリングで制作計画を発表し、その後の面談を経て自宅制作、その続きの授業です。草稿(下絵)、たて糸の準備、よこ糸の準備、織など人によって制作内容が違います。

織った布を絞って染めてから、解いて織る計画です。絞る位置を絵の具で塗っています。

 

着物の柄配置を練る



着物を想定した布の上に、考えている柄を配置して紙テープに位置を写し取っています。

 

試織



4月の授業後、自宅で試織をしてきた布です。これをもとに実物大作品のたて糸密度や織物組織、染色計画を立てます。

 

草稿



こちらも草稿。綴織の下絵です。

 

よこ糸準備



よこ絣の糸を作っています。染めない場所をテープで括っています。

 

たて糸の準備(整経)



整経(せいけい)です。必要な本数と長さを台にかけていきます。

 

たて糸の準備(粗筬通し)



整経した糸を巻き取るために幅と密度を揃えるための作業です。

 

たて巻き準備



たて糸を巻き取るための準備です。

 

たて巻き



たて巻き台を使って千切(たて糸を巻く織機の部品)に巻き取ります。

 

紡ぎ車



羊毛を紡ぐ紡ぎ車です。手紡ぎ糸を織って縫い合わせる計画です。

 

綴織



綴織は木枠でも織ることができます。下絵にそって織り進めます。

 

織物は織り始めるまでの重要な作業がたくさんあり、織るのは最後の最後です。授業後、自宅で続きの作業を経て織り上げ、仕上げて次回の授業では前期完成作品の発表です。長い道のりですが完成を楽しみにたくさんの山を乗り越えてください。

 

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