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文芸コース

2019年06月28日

【文芸コース】「文芸入門」授業レポート&授業時間内のテストについて

みなさん、こんにちは。文芸コース教員の小柏裕俊です。

先日、スクーリング科目「文芸入門:読むこと・書くこと」が開講されました(京都では68日と9日に、東京では615日と16日に)。

年度内でもっとも早く開講されるスクーリング科目であり、文芸コースでのこれからの学びにおいて基礎となる知識と技術を学ぶ科目です。

文章を書く際に気をつけるべき基礎的なルールをどれくらいご存知でしょうか。「です・ます調」「だ・である調」の混用を避けるべきであることは多くの方が知っているでしょう。
ですが、数字の表記ルールや、漢字にすべき語とすべきでない語の区別はどうでしょう。文芸コースでの学びにかぎらず、文章を書くときに必ずついてまわる問題です。
こうした事柄をレクチャーと実践を通して学びます。

しかしもっぱら書くだけで文章技術が向上するわけではありません。書くことと読むことは表裏一体の関係にあります。推敲とは、自分の文章を読み批判的に検証することにほかなりません。それに加えて、さまざまな文芸作品を読むことで、自分のセンスが磨かれ、世界が広がってゆきます。そうであれば、読む際に意識しておきたいことも少なからずあります。文芸とはほかの芸術ジャンル(例えば絵画や映画)とどのように異なり、どのような特性があるのか。適切に読むとはどのようなことなのか。読み方が共感主義に陥っていないか。「文芸入門」では、文章をしかるべく読み、読み直すための基礎も取り上げています。

二日間に渡るスクーリングの成果を確かめるものとして、二日目の最終講時にテストが実施されます。今年度から導入された制度であるため、試験に不安を抱いている学生もいるのではないでしょうか。特に講義系の科目では、今まで受講後にレポートを課していましたので、大きく変化しています。

この変化にともない、スクーリングを受講する前の事前学習の重要度が大きくなります。ただの予習とあなどらず、シラバスをきちんと読み、事前学習の成果をノートにまとめておくようにしてください。

また授業開始時に担当講師から試験のポイントも公表されます。それを踏まえて、授業の内容を整理しておくと試験に臨みやすくなります。試験はノートや配布資料の持ち込みが可能ですので、授業の内容をきちんと書き取っておくことは必須です。それだけではなく、授業を受けながら疑問に思ったことを書きこみ、自分なりの考察を加えてみることも大切です。

授業内テストは、講義を能動的に受けているかどうかを試すものであるとも言えます。とりわけ今年度入学した学生は、これからさまざまなスクーリング科目を受けることになると思います。講義の一分一秒を丁寧に受講することを心がけてください。

*写真は「文芸入門b」(東京)初日の授業風景です。

 

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