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建築デザインコース

2019年08月19日

【建築デザインコース】スクーリングの醍醐味

仕事や課題に日々奮闘中のみなさま、こんにちは! 教員の谷です。

京都は大文字の送り火も終え秋も間近??を願いたい今日この頃です。

今日は7月13日から二日間瓜生山キャンパスで開催されました「空間表現2」の様子をお届けします。

入学より製図や模型など基本を積み重ねてきたみなさんにとって(ほぼ)初めての設計課題、先生より今回の課題(コートハウス)についての説明から、普段どのようにアイデアの質を上げエスキスを繰り返し、豊かな空間を創り出しているのか、自作の写真を見ながら講義を受けました。



 



次にじっくり時間をかけてみなさん一人ひとりがコンセプトと図面や模型によるプランの事前課題発表。先生から的確なアドバイスを受け翌日のプレゼンに向けそれぞれの課題に取り組みます。



 

その後は二日目のプレゼンに向けてひたすら作業。

事前課題をブラッシュアップさせる人、がらりと変えて新たなプランに挑む人など楽しみ方は人それぞれです。

さて、そんな中少しお時間をいただきまして履修相談で各テーブルをまわりました。皆さん時間のやり繰りに苦労なさってましたが、どうしても机の前で作業しなければならないのは作図と模型、またスピードアップ出来るのも作図と模型です。これはご自身のちょっとした工夫と地道な練習で上達するものなので、コースの動画を閲覧し早く慣れるよう努力してください。基本の基本、三角定規の向きペンの動きにも注目です。作図で短縮した時間はエスキスに当てられますし、一級建築士受験の際に大いに役に立ちます。それともう一点課題について質問がある場合は、airUマイページ「コンシェルジュ」から質問フォームに入力して送信してください(詳細は、『学習ガイド』pp.96~98)。お時間はいただきますが後日回答が届きます。

講評会まであと1時間、皆さんの動きも慌しくなってきました。

最後まであきらめず描ききってください。余談ですが私の一級建築士の製図試験では、試験終了後も描き続けあと一歩のところで試験官に取り上げられました。それで製図用紙は破れひらひらした状態で回収・・・という話も今となっては笑える武勇伝です。







講評会は、各自2票を作品に投票し獲得数の多いものから順に発表する流れでした。選ばれたものの傾向は図面や着色が目を惹く技術的に優れたもの、一見してほかと異なる個性的なものでした。発表者の説明ののち先生はもちろん学生の皆さんからの鋭い質問も多々あり活発な議論が交わされました。



 





今回の「コートハウス」課題はコートの大きさ・階数など比較的条件の多いものでした。集まった出席者の24作品はこれまでのトレース課題とは違い当然のことながら同じものは一つとしてありません。他の学生さんのプレゼンを見聞きすることでそれ相応の気づきが得られ、良い刺激になったと思います。

これこそスクーリングの醍醐味!一粒で数十倍美味しい!是非ぐんぐん吸収してご自分の糧としてください。

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