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写真コース

2019年08月26日

【写真コース】教員紹介(堀井ヒロツグ先生)

写真コースの皆さん、こんにちは。
今回は、業務担当非常勤の教員についてご紹介させていただきます。

京都では大河原光先生、堀井ヒロツグ先生のお二人に、東京では白井晴幸先生に研究室業務を執り行っていただいていますが、
今回は、8/31、9/1に藝術学舎で行われる「写真をめぐる作家たち」にもご登壇予定でいらっしゃる、堀井ヒロツグ先生についてお話を伺ってみました。


*-堀井先生はどうして写真を始められたんでしょうか?*

実は、大学では文系の学科に籍を置いていたんですが、在学中に鷹野隆大さんの写真集「In my room」に衝撃を受けたのがきっかけでした。
実際に、鷹野さんの教えられていた学校に通うことに決めたのですが、そこでは合評を中心とした授業がメインでした。
当時はなぜこんなにもディスカッションをするのかわからなかったのですが、今思えば、この作業こそが写真を読み解く目を養っていたのだと思います。
卒業後も積極的にポートフォリオレビューのイベントに足を向け、外部の目に触れることで作品が成長していった実感があります。

学生時代の作品



*-最近の活動について教えてください*

今年のKYOTO GRAPHIE / KG+select awardという部門にファイナリストとして入選し、小学校の音楽室という、教室の特性を活かした展示を行いました。

個展「見えない川」トークイベントの様子/ 元 順風小学校



また、昨年は京都文化博物館でのARTIST’S FAIR KYOTOというイベントにも参加させていただきました。
どちらもホワイトキューブとはまったく違った場の強度があり、とてもいい経験になりました。

ARTIST’S FAIR KYOTO / 京都文博博物館 別館



普段はカラープリントの手焼き作業など、暗室で制作することが殆どのため、制作場所の確保が不可欠です。
2年前より、京都市のHAPSスタジオの第6期スタジオ使用者に選定していただき、該当のアトリエを拠点に制作を続けています。


*-学生の皆さんに一言*

通信教育部の学生さんは、皆基本的に熱心で、吸収力の高さに驚かされることがあります。
日々の課題や他者の合評さえも、自分自身を問うことに利用するような意識を保てると、有意義な学生生活になるのではないかと思います。
秋期には美術館やギャラリーを鑑賞する「写真Ⅳ-2 視る」(京都)を担当していますので、また、スクーリングでもお目にかかれましたらうれしいです。


堀井先生、ありがとうございました。
また機会がありましたら他の教員紹介もさせていただきたいと思います。


写真コース|学科・コース紹介

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