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写真コース

2019年09月30日

【写真コース】スクーリング紹介「写真IV-1(デジタルフォト)」

こんにちは。通信教育部 写真コースです。
今回は、8/31(土)、9/1(日)に東京外苑キャンパスにて行われた「写真Ⅳ-1(デジタルフォト)」のスクーリングの様子をご紹介します。

「写真Ⅳ-1(デジタルフォト)」は初年度に履修する「写真Ⅱ-1(撮影基礎)」や「写真Ⅰ-2(デジタル基礎)」よりも、より高度な内容の科目として開講されています。デジタル一眼レフカメラの基本的な操作を踏まえた上で、撮影時の設定から、撮影後の調整、そしてインクジェットプリンターでプリントをするまでを行います。

一般的に使用されている記録画質のJPG形式がどのようなデータなのか理解しつつ、この授業ではPhotoshopLightroomなど専用アプリケーションを使用しなければ利用できない記録画質のRAWデータを扱っていきます。双方のメリット・デメリットにも触れながら、より専門的な知識を勉強していきます。

RAWデータを扱うに当たって、ヒストグラムの見方を理解することは必須!
撮影後の作業にも大きく関わってくるので、様々な状況を参考にしながら、理想の形を考えていきます。

午後からは実際に外に出て撮影を行います。限られた撮影時間の中で様々な撮影効果を試しながら、被写体に向き合っていきます。撮影後の画像調整を念頭において、最終的な仕上げをイメージして持ち帰ることが大事です。

2日目は昨日に撮影した画像の調整とプリントを行います。
昨日に撮影してきたRAWデータを実際に使って現像操作を学びます。なんとなくなら触ったこともあるかもしれませんが、一つ一つの項目と効果を知れる貴重な学びになるのではないでしょうか。操作方法を習得していくと、自然と調整にこだわりも生まれてくるようです。撮りっぱなしの写真では再現することができなかった、深い味わいが表現できるのではないでしょうか。

しかし本来はその前に、プリントとパソコンのモニターの調整を行います。モニターで見ている画像とプリントでは色や明るさ、コントラストが異なって見えることが多くあります。その場合には、パソコンモニターに専用のキャリブレータという機器を使って測色し、環境を整えます(ここでは紹介だけです)。

調整が終わったらプリントで出力してみます。調整とプリントを繰り返して、理想のプリントに近づけていきます。

この2日間を通して、今までなんとなく扱ってきたデジタル一眼や周辺機器の理解を整理し、それらを制作に活かす良い機会になったのではなかと思います。このような知識の習得は、独学では少々困難な道のりとなることでしょう。
短い時間の中で駆け足にはなりますが、画質設定や画像調整、保存方法やモニター調整、プリント出力に到るまでの全体を知ることのできる、貴重な時間となったのではないかと思います。

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