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建築デザインコース

2019年10月05日

【建築デザインコース】建築家の熱量の大きさに触れた2日間~フィールドワーク~

こんにちは、建築デザインコースです。
今回は9月21・22日に行われたフィールドワークの授業の様子をご紹介します。

この授業は建築家の建てた住宅を実際に見学するという学外授業。参加者の多くは今年に入学した学生さんで、北は北海道から南は沖縄まで全国から集まりました。この授業は4人1班で2日間移動するので、帰る頃には皆さん仲良くなります。



1日目の午前中に講義を受けた後、午後は安藤忠雄さんが設計した日本橋の家へ。オーナーである金森さんが学生さん達に安藤建築の「住みがい」について実感のこもった話をしてくれました。デザイン面では左右対称へのこだわりや光や風の取り込み方などに注目した学生が多かったように思いますが、最も称賛を集めたのは、個人住宅からギャラリーへとコンバージョンされてから3年が経ち千人以上の訪問客を受け入れた金森さんの活動自体に対してでした。




 

2日目は松彦建設工業さんのモデルハウスでもある「京都サロン」へ。設計は伊礼智さんです。本物の木をふんだんに使った内装や建具の納まりに目を見張る学生が続出!説明していただいた松本社長への質問にも熱が入ります。省エネルギーを考えてパッシブデザインされた住宅を初めて見る人も多く、刺激を受けたようです。





午後からはパッシブデザインの元祖、藤井厚二が設計した聴竹居を見学しに大山崎へ。約90年前に考えられた藤井の先見的な発想や驚異的なこだわりなど見所満載でしたが、聴竹居に誇りを持ち後世まで残していこうというご近所コミュニティの在り方に感動した人もいました。最後は教室に戻って全員で発表。



3作品を通して、方向性の違いはあるにせよ、建築家の熱量の大きさに触れた2日間でした。この熱量に感動した経験を大切にしながら、今後の設計演習を進めて欲しいと思います。

2日間おつかれさまでした!

建築デザインコース | 学科・コース紹介

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