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文芸コース

2019年10月08日

【文芸コース】 白熱の合評スクーリング「論文研究」

みなさん、こんにちは。文芸コース教員の門崎敬一です。

文芸コースで学ぶ学生の皆さんは、卒業に向けて小説やエッセイなどの創作系の作品か、文芸評論や文芸研究などの研究系の作品を執筆します。これらをほぼ2年かけてコツコツと仕上げていくわけですが、その第一歩の学業が「論文研究」です。

去る921日(土)と22日(日)は京都・瓜生山キャンパスで、また928日(土)と29日(日)は東京・外苑キャンパスで「論文研究Ⅰ-1」のスクーリングが実施されました。
ここでは外苑キャンパスでの授業の模様をお伝えします。

外苑キャンパスで事前提出された課題(「論文研究Ⅰ-2」)は、小説10作品、評論4作品、エッセイ3作品、研究論文1作品でした。なかなかの力作ぞろいです。これらの作品をもとにスクーリングが行われましたが、コース内ではこのスクーリングを「合評会」とよんでいます。

どのようなことが行われるのか、簡単に説明しましょう。

まずは学生が提出した作品について、あらすじやテーマ、苦心した点などを解説します。そのあと、参加した学生、教員の全員でその作品について感想を述べたり批評したりします。1学生の持ち時間は20分から40分くらいでしょうか。称賛や励ましだけではなく、厳しい意見、注文、容赦ない質問も出されます。合評会とよばれるゆえんですね。これが2日間(7.5講時分)にわたって行われますので、かなりハードな授業といえます。しかし、充実感や達成感は半端ないものになります。

授業後も、教員に質問したり学生同士が意見を交換する姿が見られました。この「合評会」を機会に有志による個別の合評会や同人誌が生まれることもあるようです。
提出された作品は、後日、教員が添削を施し講評を添えて学生に返却されます。

さて、29日の最終講時には昨年度の卒業生をゲストとしておよびして、論文研究の進め方、卒業研究への取り組み方のアドバイスがありました。「提出締切り直前の悲劇を避けるために、プリンタのインクと用紙はストックしておきましょう」という、細かいけれど切実なアドバイスには、学生のみなさんの納得のうなずきがありました。



 

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