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グラフィックデザインコース

2020年01月17日

【情報デザインコース】卒業生紹介 イラストとデザイン2つのクラス、通信で学ぶ。

通信教育部のパンフレットでは毎年卒業生の方に直接お会いして在学時のお話をお伺いしていますが、その内容をこちらのブログでも紹介いたします。

本日は情報デザインコース。イラストレーションクラスとグラフィックデザインクラスの2クラス、2名の卒業生をご紹介します。

「この春、新卒入社した広告会社で、もうロゴやポスターの仕事を任せてもらえて」と、近況を生き生きと語る佐藤さん。じつは、入学時は〝通学部生〞だった。「1回生で体調を崩し、学びをあきらめかけたとき、通信教育部があるよ、と先生に教わって」。生活のけじめをなくさないよう、フルタイムのアルバイトをしながら転籍。「いきなりの孤独な学習に、最初はなじめませんでしたが、次第にエンジンがかかり、寝る間を惜しんでテキスト科目にも没頭」。「社会人向けだからか、通学部よりも実践的に思えました」。時折、スクーリングで大学に行くと、同じ歳の通学部生たちがはしゃぐ姿に胸をつかれるときもある。「ただ、自分もそうでしたが、受け身でなんとなく教わる通学部と、皆が目的を持って学んでいる通信教育部では、姿勢も充実度もかなり違う。転籍して良かった、と私自身は心から思います」。同年代や年上のクラスメイトと励ましあい、悩みに悩んだ卒業制作も無事に完成。「考え抜く力など、課題で積み重ねたものが、いま仕事で一気に開花している感じです」という佐藤さん。その学び盛り、伸び盛りは、いまからが本番である。

佐藤 瑠奈さん
情報デザインコース グラフィックデザインクラス(1年次入学)
’18年度卒業 大阪府在住 24歳

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「とにかく描けるだけ描いてみようと」8275人の線描で卒業制作を埋めつくした井上さん。本コースに来るまで、身内にしか自分の絵を見せたことがなかった。「ただ好きで描いていた絵が、他人からどう見えるのか知りたくて入学したんです」。教員はもちろん、人生経験豊かな学友の意見は深く、ときに手厳しい。けれど、それらを受けとめ「どうすればいいか」と考えることにこそ、大学に来た意味があると感じた。「とくに、作品に対してしっかり自分の考えや想いを持ち、それを伝えようとする学友たちの姿勢に刺激されました」。これまで自分は、「何をどう伝えるか」すら考えたことがない。新たな意識をもって描く喜びが、多忙な仕事と学びの大変さを忘れさせてくれた。そして、卒業制作。「周りに同調して埋もれがちな自己と重ねて、群衆ひとりひとりの個を表現した」という絵は、人生初の作品公開となる卒業制作展で、さまざまな来場者の視線を集めた。「良くも悪くもいろんな評価を受けて、もっと多くの人に見せる自信をもらえました」と話す井上さん。他人の個性を描いたその絵には、だれよりも作者の個性があふれていた。



井上 純二さん
情報デザインコース イラストレーションクラス(3年次編入学)
’18年度卒業 千葉県在住 30歳

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