PHOTO

PHOTO

写真コース

2020年01月23日

【写真コース】卒業制作スクーリングが行われました

1月18日(土)、19日(日)の二日間、京都の高原キャンパスでは「卒業制作(実習6)」のスクーリングが行われました。最終年次には「卒業制作」のスクーリングが全6回あり、今回をもって最終となります。「最後の授業を噛み締めたいけど緊張で震えます」と学生の口から思わず不安そうな声がこぼれますが、それもそのはず。今回のスクーリングでは、公開形式の講評会を経て卒業の可否が審査されるのです。

1日目はプレゼンのデモンストレーション。2日目に行われる最終審査のために、作品の見せ方などを確認していきます。初日はデジタル系の授業をご担当頂いている三島淳先生がテクニカル面をサポートし、鈴木崇先生、中山博喜先生が全体的なサポートに回ります。

作品の配置や枚数のバランスなど、先生方と言葉を重ねながら最後の最後まで細く検討していきます。作品を小さいサイズにプリントし、構成を考える学生も。



そしてついに最終審査当日です。審査してくださる先生方は、この一年間学生たちと伴走してくださった勝又先生、中山先生、鈴木崇先生に加え、ゲストで竹内万里子先生、姫野希実先生、タカザワケンジ先生、そして田中仁先生がお見えになりました。

まるで某写真賞かと思えるほどの豪華な顔ぶれです。来年度に卒業制作着手を考えている在学生や卒業生もたくさん集まり、緊張感あふれる最終審査の始まりです。

一年間かけて制作されてきた作品たちを前に、学生の説明にも熱が入ります。


時に白熱し、時には和やかなムードで進みます。

最後に先生方による総括が入ります。



卒業はゴールだと思われますが、むしろここが作家としてのスタートラインとなります。最後には皆全力を出し切った様子で、冒頭で不安気だった学生も「やれることはやりきって、悔いがありません」と、一睡もせずにプレゼンの内容を練り直した旨を話してくださいました。
ひとつの作品が完成するまでに、途方もない行為の実践と逡巡があります。表立って見えないシャドウワークではありますが、教員や学生との対話の積み重ねの中で身についていく態度の真摯さが本コースの特徴でもあり、また今後作家として一人歩きしていく際の支柱となって個人の力を支えていくのではないかと強く感じました。

2019年度の卒業制作展は2020年3月8日(日)〜15日(日)まで、京都造形芸術大学瓜生山キャンパスで開催予定です。力作揃いの展示となるはずですので、楽しみにお待ちください。

 

写真コース|学科・コース紹介

この記事をシェアする