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日本画コース

2020年02月06日

【日本画コース】下地から羽毛まで/京都スクーリング 「剥製制作」

先日京都では2年次科目の「剥製制作」のスクーリングが行われました。
前回行った「剥製写生」のスクーリングで描いた写生を元に日本画を制作します。

今回のスクーリング前半では制作と並行して、筆製造の株式会社中里さんにお越し頂き様々な筆の説明や筆づくり体験のレクチャーを行っていただきました。
筆ごとの特性がわかると描く箇所や描き方によって筆を使い分け、制作も進めやすくなっていきます。とても貴重な体験になったのではないでしょうか。

制作では、スポンジ・ペインティングナイフ・ラップなど筆以外の道具を使ったマチエール(絵肌)表現のレクチャーも行われました。下地作りは背景や作品自体の雰囲気に影響するとても重要な工程です。様々なマチエール表現で独特な風合いの下地を作りました。

また、剥製の表現では鳥の羽毛一本一本まで描く細密描写など、これまでの基本的な描き方から一歩踏み込んだ表現方法に挑戦しました。描き込んでいくことで、剥製の鳥にも魂が宿っていくようですね。

計4日間のスクーリングで学生の皆さんそれぞれのこだわりの詰まった作品が完成し、合評では多様な作品が並びました。

道具や技法などの知識が増え、できることが増えていくと、自分が描きたい絵のイメージもより具体的になっていくと思います。3年次科目での制作も楽しみですね。

 

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