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和の伝統文化コース

2020年03月17日

【和の伝統文化コース】「イベント紹介」芸術学科 フライング・カフェ(書道博物館と学習相談会)

こんにちは。梅が香り、暖かな日差しが心地よい2月の日曜日、通信教育部芸術学科主催のフライング・カフェが東京で開催されました。

フライング・カフェは、芸術学科の全5コース(芸術学/歴史遺産/文芸/和の伝統文化/アートライティング)の学生を対象に行なわれるイベントです。希望者だけの自由参加。教員と一緒に学外の施設を訪問するとともに、皆で学生生活の悩みを語り合う場ともなっています。

今回は、東京都台東区の書道博物館を訪問しました。書道博物館では、明治~昭和期にかけて洋画と書道の両分野で活躍した中村不折(1866-1943)の貴重なコレクションを収蔵しています。中国の殷時代の甲骨をはじめ、青銅器、玉器、石経、仏像、碑碣、墓誌、経巻文書など、東洋美術史において重要な作品をみることができました。

【書道博物館】



 

【中庭に佇む中村不折の銅像】



ところで、中村不折とはどのような人物かご存知ですか?「新宿中村屋」の看板文字や、「信州一味噌」のロゴ、清酒「真澄」「日本盛」などのラベルを描いた人と聞けば、おわかりになる人も多いでしょうか。どれも親しみやすく、独特のデザインものばかり。文豪とも交流があり、夏目漱石『吾輩ハ猫デアル』の挿絵なども描いているそうです。

折しも、館内では特別展「文徴明とその時代」が催されており、学芸員の中村信宏さんにご案内いただきました。中村さんの丁寧で軽妙な解説に導かれ、中国・明代の書画の世界の奥深さを垣間見ることができました。

さて、書道博物館を堪能した後は、近隣の貸会議室へ移動し、学習相談会を行いました。コースごとに教員を囲み、なごやかな雰囲気で進められました。

【学習相談会の様子】



卒業研究のテーマの決め方、テキスト科目の進め方、科目の履修の仕方、卒業後の進路などさまざまな質問が出ました。皆で意見交換をすすめるなか、「他の方も同じような悩みを持っていることがわかった。」「相談できて、本当によかった。」などの感想が聞かれました。

皆さんとじっくり語り合うことができ、とても有意義な時間となりました。また集まりましょう。おつかれさまでした!

 

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