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和の伝統文化コース

2020年04月17日

【和の伝統文化コース】2020年度が始まりました!

春が訪れ、桜が咲き乱れ、新学期が始まりました。
人間社会の混乱はよそに、花は咲き青葉は生い茂り、生命の息吹を感じさせます。

今春は、ゆっくりと花見をする余裕もなかった方が多いことでしょう。
瓜生山キャンパスの近くには琵琶湖疎水があり、疎水沿いに桜並木が連なっています。
そして疎水のすぐ側には、知る人ぞ知る枝垂桜の名所があるのです。
今回実際に桜を見ることができなかった方にも、心の春を感じていただければと思い、琵琶湖疎水の近くにある「銀月アパートメント」の枝垂桜をご紹介したいと思います。

銀月アパートメントは戦前からあるアパートで、はっきりした築年数はわかりませんが、入り口の看板に象徴されるように建築当時の趣そのままに大正・昭和初期の洋館の雰囲気をそのまま残しています。
白い漆喰の壁面に濃いピンクの枝垂桜がとてもよく映えて、桜の美しさをよりいっそう引き立てているようです。



今年度の始まりは新型コロナウイルスの影響で例年とは異なり、通信教育部でも入学式やガイダンスの延期、オンラインでの配信への切り替えなど、先行きが不透明な中で大学も日々対応を考えながら進んでいくことになります。
和の伝統文化コースに入学された皆さんも、いろいろと不安を抱えていらっしゃるかもしれませんが、まずは心より入学をお祝いし、本コースで共に学ばれることを歓迎いたします。
教員やコースの仲間との対面は少し先になるかもしれませんが、困ったことがあれば事務局を通してご相談いただければ教職員が対応しますのでご安心ください。

こういった時期だからこそ、通信教育を通した有意義な学びが、皆さんの暮らしの中に充実感を与えてくれることを願っております。

1年次に履修することをおすすめしている和の伝統文化コースの科目は、テキスト科目(TR)の「伝統文化基礎講義」、スクーリング科目(S)の「伝統文化入門 (伝統文化の学び方)」、「伝統文化研修」の3つです。まずは伝統文化の概要とこのコースにおける伝統文化の学び方を、この3つの科目を通して押さえてもらえればと思います。その他の伝統文化論や伝統文化実践の科目は、Ⅰはどちらかというと基礎、Ⅱはどちらかというと応用的な内容を扱っています。年次制限がない科目については、基本的に各自の関心やスケジュールに合わせて履修されていけばよいかと思います。こういった時期ですから、テキスト科目から重点的に取り組むという方法もあるでしょう。

学外実習やワークショップなどの体験型授業は和の伝統文化コースの魅力のひとつですが、自宅で伝統文化について学べるテキスト科目(TRTX)も充実しています。テキスト科目では、テキストに指定された書籍をシラバスのガイドを参考にしながら各自でじっくりと読み込み、指定のテーマに従ってレポートを書き提出してもらいます。それと単位修得試験を合わせ、テキストの理解度を評価して成績を付けます。講義形式の科目とは異なり、自分のペースでじっくり書籍と向き合い、考えてレポートを書くという経験は、読書力・考察力・構成力が鍛えられます。
テキスト科目では評価におけるレポートの比重が大きいため、担当教員も文章表現やレポートの構成など細かい点まで見ながらアドバイスを書かせてもらっています。そのため、ときには細かい指摘に気落ちされる学生さんもいらっしゃいますが、こうした経験はいずれ卒業論文を書く時に必ず役に立ちます。

外出を控えなければならないこんな時期こそ、読書と思索に存分にふけることができる機会かもしれません。
ぜひテキスト科目に集中して取り組んでみてください。

和の伝統文化コース|学科・コース紹介
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