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写真コース

2020年06月16日

【写真コース】遠隔スクーリングのご紹介

皆さんこんにちは。4月から遠隔スクーリングが本格的に始まりましたが、今回は5月中に開講されたものの中から「撮影基礎1」と「フォト・コラージュ」の授業について簡単にご紹介します。

かなり周知されてきているかと思いますが、Web会議アプリケーション「Zoom」を写真コースでも使用して、オンラインでの双方向型の授業を数多く行っています。ご紹介する授業でも、担当教員からリアルタイムで画像や資料、動画教材などを交えながらのレクチャーを受けていただき、事前課題や授業内の制作物などをパソコンの画面を共有して見せ合いながら、ディスカッションや講評などを行うといった、それぞれに内容の濃い2日間となりました。



「撮影基礎1」の授業配信風景です。こんな感じのセッティングで大河原光先生は授業を配信していました。



Zoom内での大河原光先生。マイク付きヘッドホンやタブレットを持参するなど、盤石の体制で授業を行なってくださいました。



同じく「撮影基礎1」をご担当いただいた、Zoom内での徳永隆之先生。
巨大背景紙をご自身でセッティングしたり、大型のカメラを配置するなど、画面内のこだわりも感じます。
「撮影基礎1」という科目は写真撮影に必要とされる基本的なスキルを講義と実践から学んでいきます。自身のカメラを用いて基礎技術(絞りとシャッターの関係、被写界深度、露出補正、レンズ効果など)を身につけ、並行して光と被写体の関係を紐解きながら撮影を実践していきます。実制作は身の回りを丁寧に観察してそれぞれに工夫が施された作品を多く拝見することができました。作品講評後にはZoomの機能を使用して学生同士で自作の意見交換の場を設けてみるなど、大学の広い教室内にはソーシャル・ディスタンスを保った教員とアシスタントの姿しか見当たりませんが、パソコンの中では大いに盛り上がっていました。



「フォト・コラージュ」の授業配信風景です。こちらも資料やマイク、ヘッドホンなども持参していただき盤石の体制。学生の皆さんの制作途中段階のチェックを行っている最中です。



Zoomソフト内での徳永好恵先生です。
学生とディスカッションを行なっています。

「フォト・コラージュ」という科目は、まさに“創る写真表現”を実践する授業です。近代絵画の技法として生まれた手法の歴史や魅力を通じてコラージュ表現について深掘りして学び、自身が撮影した写真や身の回りの雑誌、印刷物等を扱って解体、再構成することで新しいイメージを作りだす制作を行います。制作途中段階での確認も含めたデスカッションを個々の学生と教員が行なっている姿は、パソコンの画面上からでも緊張感が伝わってきました。この科目については完成品を後日大学に送ってもらい、それを教員が合評動画としてまとめ、受講した学生に対して配信します。どんな作品が届くかとても楽しみです。

このように、それぞれの科目で工夫の施された内容の遠隔スクーリングが行われていますので、今後もご紹介していきたいと思います。

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