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空間演出デザインコース

2020年06月17日

【空間演出デザインコース】怒涛の春 澄み渡る空に電波飛ぶ オンラインスターター開講!

 

スクーリング当日の、京都瓜生山キャンパス、空デ研究室からの眺望。



みなさんこんにちは、空間演出デザインコースの矢野かほるです。
例年でしたら春は桜の咲き誇る中、通信教育学部の入学式&ガイダンスにて華やかに新入生の皆さんをお迎えしていました。そして初めてのスクーリングである「スターター(空間演出デザイン概論)」では、ドキドキワクワクしながらキャンパスにて受講いただいたのですが、ご存知の通りCOVID-19の猛威により、キャンパスの閉鎖が余儀なくされ、「スターター」も遠隔にて開催する運びとなりました。
新入生の皆さんとの対面が叶わなかったことは残念ですが、通信教育学部の中でもオンライン教育に力を入れてきたことを自負する「空間演出デザインコース」(略して「空デ!」)ですので、この状況の中でも学ぶことを選択し、ご入学された新入生の皆さんの志をしっかり受け止めて、共に学んでいきたいと思います。

それでは、空間演出デザイン概論「スターター」初オンラインスクーリングの様子をレポートいたしましょう。
オンラインスクーリングでは「Zoom」というオンライン会議用アプリケーションを使用します。スクーリングの朝に初めて接続してエラーが起きないように、前もって接続テストを行いました。
「スターター」は、今後自宅学習である専門教育テキスト科目(TW科目)を進めるためのスタートダッシュとなるガイダンス授業です。初期に取り組む4科目をもとに解説と演習を行います。

「スターター」当日、研究室も万全の体制で待機しています。まずは先生方のセッティングを紹介しましょう。

こちらは京都の上田篤先生のセッティング。MacBookやiPadといったデジタル機器勢揃いの隣には、授業で使用する道具類がずらり。まさにアナログをデジタルで発信している現場です。

手前のアームにiPadが接続されているのが見えますね。
こちらで手元の作業や道具をモニターに映し出しています。メインPCのMacとの相性も抜群です。

こちらも参謀本部といった様相、東京の川合健太先生のセッティングです。こちらではテレビモニターも使用して、共有画面と参加しているみなさんの表情を同時に確認しています。

いよいよ「スターター」開始です。続々と画面に出席者が揃っていきます。まずはZoomを介して自己紹介。事前課題の学習計画表は、以前は用紙を回収していましたが、今回はオンラインのため、airUへのアップロード提出。緊張しながらも皆さん無事に成功しました!

続けて上田先生によるオリエンテーションと、道具説明のあとは、お昼休み。ご自宅からの参加でも、しっかり休憩はとりましょうね!

午後からは二次元デザイン演習として、グループワークに挑戦です。Zoom内で小グループに分割します。課題は個人で進めますが、グループ内で考え方やアイデアを共有しながら取り組みました。
まずはイニシャルのアルファベットを使ってロゴマークを作成する課題です。
グループでの代表作を集めて、初めての合評を行いました。最後には皆さんにお気に入りの作品に投票して、入賞作品を決定!

続いてのフィールドワーク演習はGoogleストリートビューを使ってのオンライン散策です。瓜生山キャンパスで対面スクーリングが可能になった際に実際に訪ね歩けるように、瓜生山キャンパス最寄りの銀閣寺周辺エリアで、面白い空間を探します。
気になる空間が見つかったら、WEBテキストのキーワードとともにシートにスケッチ。
いいスケッチが出来たら、グループ内で見せ合いっこしましょう。

1日目は二次元をメインに学びましたが、2日目は三次元の課題に突入します。まずは机に向かって、立体と三面図の関係性を確認してもらったところで、気分を変えて、
「三次元スケッチ」に挑戦です。
ある地点から見ると、空間に幾何学図形が浮かび上がって見えるように、テープを使って線を描く、三次元空間に二次元の図形を描いてみよう!という課題です。
例年でしたらキャンパスの通路やらカフェテラスやら、キャンパス内に一斉に出没して、至るところに緑の養生テープを貼りまくる様が、ウミガメの産卵と双璧をなす春の風物詩となっているのですが、今年はモニター向こうの皆さんのご自宅にて、ドラフティングテープを使い、各自盛大に取り組んでいただきました。

作業場に出現した三角形も、別の角度から見るとこの通り!
・・・無事テープを剥がせたでしょうか。特にハケが心配です。

午後からは岡本正人先生によるデザインリサーチ演習。
自らのデザインスキルを高めるためには、デザインについて探求し、調べて分析を行うことも重要です。自らの引き出しを増やすためにも優れた先例を多く知ることに重点をおいた科目となります。調べるにしても、インターネットを介して、無数の不確かな情報が溢れる中、正しい情報とそれを提示するセオリーについても学びます。
ピックアップされた中から、グループごとに建築を決め、建築家や建築の特徴について調査しました。今年はなぜか住吉の長屋が大人気!
合評では川合先生のマニアックな博識ぶりが散見されました。

本年度初めてのオンラインスクーリングは無事終了、PCが不得手な方もいましたが、この二日間で、いくつかのソフトウェアを並行して扱い、ファイルを変換し、アップロードするという作業を何度も繰り返し行うことで、かなり習得できました。ソフトウェアそのものの使い方よりも、汎用的な作業が一番の壁になるのですが、この壁を最初に乗り越えられたことは今後の強みになることと思います。
「スターター」は自宅学習であるテキスト科目の導入となる科目です。ここで学んだプロセスを忘れないうちに、テキスト科目に取り組んでいきましょう!
まだまだ不安の残る世の中ですが、今出来ることに精一杯取り組み、スキルアップしていってください。

空間演出デザインコース| 学科・コース紹介
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/course/space/

▼一昨年の「スターター(空間演出デザイン概論)」の様子もご覧ください。
通常対面で実施しているスクーリングの楽しさが伝わるかと思います。


【空間演出デザインコース】空デの世界の、はじまり、はじまり

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