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染織コース

2021年03月06日

【染織コース】「型染のハンカチと誕生月のカレンダーを染める」スクーリング

皆様、こんにちは。
春の兆しが色々な場所で感じられる今日この頃、いかがお過ごしでしょうか?

先日、今年度最後のスクーリング「型染のハンカチと誕生月のカレンダーを染める」が開催されました。こちらは2年次配当のスクーリングとなります。学生はカレンダーとハンカチを染めましたよ。

型染めの歴史は長く、室町時代には既に今の手法が確立され「小紋」のような高度な技術が必要な型染めも行われていました。その後江戸時代後期に最盛期を迎え、今は主に着物などでその技法を見る事ができます。このスクーリングでは長い歴史の中で培われた日本を代表する型染めの技術を学ぶ事を大きな目標としています。

まず、型染めは型紙をデザインする事が大きなポイントです。
絵画を描くようには出来ないので様々な制約のある中で型をデザインし、オリジナルの型紙を制作します。まずは「型紙をデザインする」という内容のスクーリングで先生方に手ほどきを受けて制作します。

合評の様子1



白黒草稿と言って色を乗せる部分を「黒」型紙を彫る部分を「白」に塗り分けて草稿を作っていきます。これは型染めをするにはとても重要な行程です。
学生達は「どちらが白でどちらが黒だったかな~?」と先生に質問しながら草稿を描いていきます。
ここまで出来たら自宅学習で型紙を彫ってきて頂き、次回の「型染のハンカチと誕生月のカレンダーを染める」のスクーリングで完成した型紙を使用して染める内容のスクーリングとなります。

そして今回開催された「型染のハンカチと誕生月のカレンダーを染める」スクーリングでは、其々のイメージを染め上げていきます。色差しを進める毎にイメージが出来上がってきますね~。

型染めのスクーリングでは現役の型染め作家の先生にその手解きを教えて頂く機会で、配色や自宅で彫り上げてきた型紙についてお話ししながら次の作業に進んでいきます。
課題が仕上がったら合評会を開催し、一人一人の作品を丁寧に講評し次に繋げていきます。

合評の様子1



合評の様子2



みなさん、素敵な作品が出来ましたね!

先日、入学説明会がありました。「なぜ京都で学ぶのか?」という質問には「染織の本場京都でぜひ学んでください」と答えました。
何事にも通じる事かもしれませんが土地の力はやはり計り知れないですね。

染織コース教員 梅崎由起子

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