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写真コース

2021年03月04日

【写真コース】写真コース主催 特別講座(東京)

皆さんこんにちは。写真コース非常勤講師の白井晴幸です。
2/6(土)に外苑キャンパスで行われた写真コース主催の「特別講座」の様子をご紹介します。


通常ですと、授業放課後の教室での賑わいの中で開催されますが、状況に鑑みて今回はYoutubeにてライブ配信にて開催されました。

ご登壇いただいた講師は「写真V-2」(プレゼンテーション)のスクーリングをご担当いただいている、柿島貴志先生です。

「写真と関わり続けること-個人史から見る写真と社会の関係性、過去25年間とこれから-」と題しまして、ギャラリーPOETIC SCAPEオーナー・ディレクターとしてご活躍の柿島先生の今日に至る様々な経験を通して、現在の活動までの過去25年間を伺うことができる貴重な機会となりました。司会・聞き手にはコース主任の勝又公仁彦先生、河田憲政先生。サポートには私が参加しての開催となりました。





講座は柿島先生が写真を始めた学生時代からどのような道筋で、今のギャラリーの仕事に就かれたのかを当時の写真を拝見しながら進行しました。

さまざまな理由を経て、写真家を志して渡英を決め、国立でアート&デザインを専門としたUCA(当時Kent Institute of Art and Design)に入学し写真を学びます。卒業制作の展覧会場にて、学友の作品が高値で売買されたのを見て衝撃を受け、日本との土壌の違いを痛感したそうです。

 





そのまま大学院進学も考えたそうですが、社会を知るために就職活動を始めます。帰国後は外資系ITやストックフォトの代理店、インテリアアートの製造小売など、広く写真に関わる職を経験したそうです。その頃、写真家としての活動を諦めるきっかけがありました(詳しくは本編をご覧ください)。





写真家を志しての海外生活や、外資系ITや実用的なインテリアとしてのアートなどの様々な経験を経て、アートフォトをもっと身近にすることを決心していくこととなり、中目黒にギャラリー「POETIC SCAPE」を設立します。

 

現在では日本のみならず、海外での活動も積極的に行っています。また多くの業種や異分野とのコミュニケーションを図り、アートとの接続を実践し、本学での講師やコレクター育成のワークショップ等でも活躍されていく過程が、柿島先生独自の物の見方によって獲得した経験の幅広さだからこそ実現できているのだと思いました。20年程前に過ごしたイギリスでの写真家としての活動も、写真を通じて再び繋がっていく出会いの妙に、人生の豊かさが伺える貴重で充実した講座になったと思います。

本編は現在もYoutubeにて視聴できます。ぜひ、学生の皆さんもご覧いただけたらと思います。

下記URLよりご視聴ください。

https://youtu.be/zb0oJa7MGws

 

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