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グラフィックデザインコース

2021年03月11日

【情報デザインコース】エッセイを基にレイアウトデザインをしてみよう

こんにちは。情報デザインコース・業務担当講師の神野由紀子です。2/20-21に外苑キャンパスで行われたスクーリング科目、情報デザインⅢ-1「文字組とレイアウト」の授業をご紹介します。

今回は前回までに学んだ文字組版の基本をベースに、指定された掲載内容を用いてページ単位での構成方法を学び、見開きのページを制作します。テーマとなる人物を「竹久夢二、萩原朔太郎、恩地幸四郎、堀辰雄、立原道造、鏑木清方」の中から2名選び、それぞれの引用文とそのエッセイをレイアウトしよう、という授業です。

 


 
今回も多くの学生さんが参加しました。
 



 



 
東京はまだ緊急事態宣言下でした。安心して受講するために、皆で油断せずにしっかり感染対策を行います。
 



 
まず「小口」や「ノド」のような専門用語と、ページ構成のルールから学びます。
 



 
今回使用するソフトはこの1年何度も使ってきた、毎度お馴染みAdobe Illustratorです。ページ数が多い場合はInDesignを用いる等、状況によって使用ソフトは変わります。
 



 
見本を見ながらページの体裁を整えます。Illustratorの機能を使って、仕様どおりに文字組のためのガイドラインを入れていきます。
 



 
テーマに合う構成は何かを考えます。それに合った書体を決め、その書体をどう配置するか、書体サイズはどの大きさが適当かを検討します。6名からたった2名を選んで配置するだけだと思いきや、膨大なパターンから決めなくてはいけないことに気付かされます。例えば、書体が1サイズ違うだけで行数や場合によっては字間、行間も変わりますから、全体の配置を考えなおさなくてはいけません。書体を1つ選ぶにもセンスが問われる作業です。
 



 
2名を同じ構成で制作します。それぞれ全く情報量が異なっても、同じバランスで見えるように調整をしていきます。製本して前後に来た時に、構成に連動性が感じられれば成功です。
 



 
制作物を1人で何時間も眺めていると、段々正解が分からなくなってきます。そういう時には先生からアドバイスを受けられるので安心です。
 



 



 
2日目の最後に講評です。並べたものを見てみると、自身のも同級生の作品も「こうすればもっと良くなったかも」と、改善点や参考点に気付かされます。

このように、毎回新しい知識の連続で四苦八苦しているとスクーリング時には分かりづらいのですが、1年前には出来なかったことが出来ているのではないでしょうか。

今年度最後のスクーリングでも沢山の気付きを得られ、それが着々と身についていっていると思います。学びを止めない為にいつも以上に大変な一年だったと思います。

皆さんお疲れ様でした。
 

 

情報デザインコース(2021年度からグラフィックデザインコース)| 学科・コース紹介
https://www.kyoto-art.ac.jp/t/course/infodesign/

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