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写真コース

2021年04月12日

【写真コース】卒業生の活躍2021

みなさんこんにちは。写真コースの勝又公仁彦です。今年度も多くの新入学生を迎えることができました。学びを始める方々がいる一方で、卒業後も作品の制作を進め、それぞれに活動している卒業生たちがいます。今日はそんな卒業生たちの活躍の様子を紹介いたします。



2015年度卒業生の渡邉真弓さんは現在、富士フイルムイメージングプラザ東京ギャラリーにて開催中の展覧会「Make More with Less」に参加されています。この展覧会は富士フイルムの新製品「FUJIFILM X-E4」の発売を記念して開催されたものです。東京の会期終了後は富士フイルムイメージングプラザ大阪にも巡回予定です。詳細は以下のリンクをご覧ください。

https://imagingplaza.fujifilm.com/tokyo/gallery/40/index.html

 

渡邉さんは他にも地元北海道にてフォトフェスCuiCui2020を開催したり、写真を活用した地域の課題解決プロジェクトの推進として岩見沢市観光協会×北海道カメラ女子の会「そらちテレワーク・ワーケーション推進プロジェクト2020」、四町広域連携協議会×北海道カメラ女子の会「地域の魅力発信プロジェクト」、北海道主催オンラインイベント・地域とつながる「ひみつキッチン」出演、NHK「ひるまえナマら!北海道」出演など、活躍を続けています。

https://www.allo-japon.com/

富士フイルムイメージングプラザ東京ギャラリーでの展示風景



同じく、東京ミッドタウンの富士フイルムフォトサロン東京では2016年度卒業生の揚野市子さんの個展「TRACE -Place of prayer-」が開催されました。

DM画像
祈りの場をイメージし、恐山をはじめ水辺の風景で構成したそうです。



富士フイルムフォトサロン東京での展示風景。ダイナミックな展示がなされていました。



同じく2016年度卒業生の野村秀樹さんは銀座奥野ビル306号プロジェクトの一員として活動しています。昭和7年に建てられた奥野ビルの306号室は、当初から一人の女性が美容室として利用され100歳で亡くなるまで住んでいました。昔の面影を強く残しているこの部屋を一切手を加えることなく利用することに賛同する人たちによって維持されて今日に至ります。時にサロンの場として、またある時はアートの実験の場として、そして展示やイベントなどの発表の場として会員がそれぞれの方法で活用しています。現在は、写真家を初め立体造形、陶芸、音楽家、現代美術家、美術収集家など様々なジャンルの方が集まっています。

詳細は以下のサイトをご覧ください。

https://room306project.tokyo/

活動を記念した展覧会が開催されました。







野村さんの作品。



活動をまとめた書籍も刊行されています。



 



同じく東京銀座のIG Photo Galleryにて2016年度卒業生の石田省三郎さんの個展「Integral」が開催されました。電力と都市、都市と人間の関係を考察することから生まれた作品です。ブローニー・フィルムを装填したピンホールカメラを使い、東京銀座の交差点を四方向を夜間に撮影。現像したフィルムをスキャニングした画像データ各4点を比較明合成、比較暗合成することで、2点のイメージをつくりだしています。比較明合成は比較暗合成とは反対に、4枚の写真を重ねたときにピクセル単位でもっとも明るいデータを残し合成するというもの。2点は同じ4点を合成して生まれたは双子ともいえるイメージなのです。ただし、片方は光に満ちた祝祭的なもの、もう片方は光を失った廃墟のような都市と、対照的です。



IG Photo Galleryでの展示風景。



今回は東京を会場としたイ卒業生によるイベントの紹介のみでしたが、この他にも全国各地で多くの卒業生在学生が個展やグループ展、作品集の出版など、幅広く活躍しています。作家としてのみならず、写真コースで学んだ知見を元に様々な活動を続けている卒業生在校生たちの活動には今後も目を離せません。

他にも活躍する先輩多数。写真コースの卒業生インタビューは以下でもご覧いただけます。

https://www.kyoto-art.ac.jp/t/course/photo/

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