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和の伝統文化コース

2021年04月23日

【和の伝統文化コース】入学後の「はじめの一歩」を紹介します

皆さん、こんにちは。和の伝統文化コース教員の井上治です。

新年度が始まりましたが、いかがお過ごしでしょうか。
今年度はこれまでで最多の100名以上の方々が本コースに入学されました。今回は新入生の方々に向けて、どのように学習を進めて行くといいのかについてお話しします。

 

入学ガイダンスの様子(京都)



スクーリング科目につきましては、先日のガイダンスでもお話ししましたように、日程の合う方はまずは6月開講の「伝統文化入門」と「伝統文化研修」を京都か東京のどちらかで受講されることをお勧めしています。
もちろん今年度日程が合わない場合は来年度以降に回しても問題ありません。
なお、ガイダンスは58日(土)にもZoomで開催しますので、まだ受けられていない方はぜひご参加ください。

テキスト科目に関しては、まずは「伝統文化基礎講義」にチャレンジしてみてください。
使用テキストは『東洋と西洋-世界観・茶道観・藝術観』。著者の倉沢行洋氏は茶の湯文化学会会長や心茶会会長などを歴任された研究者で、現代における芸道研究の第一人者です。



この「伝統文化基礎講義」の課題は三段階になっています。
一番目の課題は「なぜその章を取り上げたのか(興味関心を持った理由など)」ということですが、これは単純に皆さんが一通りテキストを読んでみてとくに興味を持った章について書いていただければ問題ありません。
二番目の課題は、「取り上げた章で著者が最も述べたかったことは何か」です。これはテキスト内容を的確に読めているかどうか、ということですので、当該章をもういちど精読して著者が強調している箇所を見つけ出してください。複数回述べている内容、最後のまとめ部分で述べている内容などがそれにあたるでしょう。
三番目の「テキストを通して自分自身はどう理解したか」に関しては皆さんの理解を書くわけですが、テキスト内容から離れた「感想」にならないように気をつけましょう。
あくまでテキストの内容を踏まえつつ、自身がそれを「どう理解したか」を記してください。

このテキスト科目には「伝統文化の考え方」というサブタイトルがついています。
まさに、これから和の伝統文化コースで学びを広げていく上で、学習の基礎になる内容だと思います。
「課題のポイント」はシラバスにも書かれているので、必ず目を通してください。

入学前のみなさんは「レポート」と聞くと難しそうに感じるでしょうが、少しイメージがわいたでしょうか。まずは第一歩をチャレンジしてみて、そこから少しずつ慣れていけば大丈夫です。

また、新入生のみなさんは、この記事を読まれたら、ぜひそのままテキスト『東洋と西洋』を手に取ってみてください。皆さんのレポートを楽しみにしています。

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