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2021年07月27日
【和の伝統文化コース】「卒論」への道のり~読み方・書き方・深め方~
みなさん、こんにちは。和の伝統文化コースの教員の森田都紀です。
今回は、7月に京都と東京で行われたスクーリング「論文研究Ⅰ」の様子をお届けいたします。
和の伝統文化コースを含む通信教育部芸術学科では、学びの集大成として「卒業論文」を執筆しています。
学生生活の最終年度の前年に「論文研究Ⅰ」「論文研究Ⅱ」という科目を通じて研究を開始し、最終年度の「卒業研究」という科目で仕上げていきます。「論文研究Ⅰ」→「論文研究Ⅱ」→「卒業研究」という一連の流れにそって、2年という年月をかけてステップアップしながら少しずつ進めていきます。
仕事や家事の合間に学習を進める社会人の皆さんにも無理なく計画的に取り組んでいけるこのカリキュラムは、芸術学科の学びの大きな特徴です。
先日行われた「論文研究Ⅰ」は、論文執筆にむけて“はじめの一歩”となる科目です。今年は、新型コロナウイルス感染症対策のため、事前配信のオンデマンド動画による学びとZoomによる遠隔授業を組み合わせてなされました。
オンデマンド動画には、芸術学科歴史遺産コースの石神裕之先生が登場。
「論文」とは何か、研究するとはどういうことかを確認するとともに、先行研究の調べ方や文献の入手の仕方など、論文を書くための基本的な事柄について学びます。
その後は、コースごとに分かれて、Zoomによる遠隔授業がなされました。
授業では、学生が一人ずつ発表します。
研究テーマにしたいこと、それに関してこれまで読んだ文献、調査したことなどを話してもらい、そのあと、他の学生さんを交えた質疑応答と教員からの研究内容に関するアドバイスがありました。
どなたのテーマもまだまだ漠然としていて、これからどのようにテーマを絞っていくのかが課題となりました。
何を研究の対象にするのか、何を研究の材料にするのか、どのような切り口から論じていくのか、悩んでいる方が多かったです。
また、そのテーマに関する先行研究を探して読むことが、論文を書く上で大切であることも確認しました。・・・一人ひとりのテーマは違いますが、抱える悩みは皆さん一緒ですね。
他の学生の発表を聞いたり、積極的に意見交換したりすることによって、自分の研究の方向性も少し見えてきます。互いの課題を共有しつつ、それぞれの目標に向かって歩んでいければいいですね。
教員からのアドバイスは「課題シート」に記されて、後日、各学生に届けられます。それを参考にしながら、今度は研究内容に関するレポートを作成し提出してもらいます。レポートは教員の添削を経た後、学生のもとへ戻されます。
このように、「論文研究Ⅰ」「論文研究Ⅱ」「卒業研究」では、スクーリング→レポート→レポートの添削、を繰りかえします。それにより、文章が蓄積され、最終的には2万字にもなる卒業論文としてまとめられるのです。
「初めてだから卒業論文の書き方がわからないわ」という方も、「他大学で卒業論文を書いたけれど、もうずいぶん前だから書き方を忘れてしまったな」という方も、添削を通して見違えるように素晴らしい文章に仕上がっていくので、安心してくださいね。
続く「論文研究Ⅱ」は秋期になります。このかんに、研究の進め方に関して何か気がかりなことがあれば、メールや教員との個別面談を通じて不安を取り除きつつ進めていくこともできます。
大学での学びの集大成である卒業論文。
学術的な見解を生み出すのはクリエイティブな仕事です。ときに苦しいこともあるかもしれませんが、論文を書き上げたときの達成感は他では味わえないことです。
研究の深い世界に触れるのも大学生の特権。みなさんも、ぜひチャレンジしてみませんか?
和の伝統文化コース|学科・コース紹介
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今回は、7月に京都と東京で行われたスクーリング「論文研究Ⅰ」の様子をお届けいたします。
「論文研究Ⅰ」→「論文研究Ⅱ」→「卒業研究」
和の伝統文化コースを含む通信教育部芸術学科では、学びの集大成として「卒業論文」を執筆しています。
学生生活の最終年度の前年に「論文研究Ⅰ」「論文研究Ⅱ」という科目を通じて研究を開始し、最終年度の「卒業研究」という科目で仕上げていきます。「論文研究Ⅰ」→「論文研究Ⅱ」→「卒業研究」という一連の流れにそって、2年という年月をかけてステップアップしながら少しずつ進めていきます。
仕事や家事の合間に学習を進める社会人の皆さんにも無理なく計画的に取り組んでいけるこのカリキュラムは、芸術学科の学びの大きな特徴です。
先日行われた「論文研究Ⅰ」は、論文執筆にむけて“はじめの一歩”となる科目です。今年は、新型コロナウイルス感染症対策のため、事前配信のオンデマンド動画による学びとZoomによる遠隔授業を組み合わせてなされました。
オンデマンド動画
オンデマンド動画には、芸術学科歴史遺産コースの石神裕之先生が登場。
「論文」とは何か、研究するとはどういうことかを確認するとともに、先行研究の調べ方や文献の入手の仕方など、論文を書くための基本的な事柄について学びます。
Zoomによる遠隔授業
その後は、コースごとに分かれて、Zoomによる遠隔授業がなされました。
授業では、学生が一人ずつ発表します。
研究テーマにしたいこと、それに関してこれまで読んだ文献、調査したことなどを話してもらい、そのあと、他の学生さんを交えた質疑応答と教員からの研究内容に関するアドバイスがありました。
どなたのテーマもまだまだ漠然としていて、これからどのようにテーマを絞っていくのかが課題となりました。
何を研究の対象にするのか、何を研究の材料にするのか、どのような切り口から論じていくのか、悩んでいる方が多かったです。
また、そのテーマに関する先行研究を探して読むことが、論文を書く上で大切であることも確認しました。・・・一人ひとりのテーマは違いますが、抱える悩みは皆さん一緒ですね。
他の学生の発表を聞いたり、積極的に意見交換したりすることによって、自分の研究の方向性も少し見えてきます。互いの課題を共有しつつ、それぞれの目標に向かって歩んでいければいいですね。
「課題シート」
教員からのアドバイスは「課題シート」に記されて、後日、各学生に届けられます。それを参考にしながら、今度は研究内容に関するレポートを作成し提出してもらいます。レポートは教員の添削を経た後、学生のもとへ戻されます。
このように、「論文研究Ⅰ」「論文研究Ⅱ」「卒業研究」では、スクーリング→レポート→レポートの添削、を繰りかえします。それにより、文章が蓄積され、最終的には2万字にもなる卒業論文としてまとめられるのです。
「初めてだから卒業論文の書き方がわからないわ」という方も、「他大学で卒業論文を書いたけれど、もうずいぶん前だから書き方を忘れてしまったな」という方も、添削を通して見違えるように素晴らしい文章に仕上がっていくので、安心してくださいね。
続く「論文研究Ⅱ」は秋期になります。このかんに、研究の進め方に関して何か気がかりなことがあれば、メールや教員との個別面談を通じて不安を取り除きつつ進めていくこともできます。
さいごに
大学での学びの集大成である卒業論文。
学術的な見解を生み出すのはクリエイティブな仕事です。ときに苦しいこともあるかもしれませんが、論文を書き上げたときの達成感は他では味わえないことです。
研究の深い世界に触れるのも大学生の特権。みなさんも、ぜひチャレンジしてみませんか?
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